2月1日は「テレビ放送記念日」〜昔はドラマも生放送だった!

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こんばんは!
動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

今日は、水曜日の配信です♪

実は私、今年に入ってから、
ほぼ毎日、散歩を兼ねて、
近所の氏神さまへ
お詣りしているのですが、

ついこの前、手水舎で
手を浄めようとしたら…

凍ってました(>_<)

今朝はフツーに流れてましたが、
それでも境内のいたるところに
霜柱が立ってましたよ。

私はそれほど
信心深くはないのですけれど、

子どもの頃に、祖父と父から
「神様にお祈りするということは、
自分の潜在意識に話しかけるということだ」と
教えられたことが
ずっと心に残っていて、

ふと思い立って、年の初めから、
ほぼ毎日、通うようになったんですよね。

その氏神さまは、
幹線道路のそばにある、
こぢんまりした神社で、

誰もお詣りする人なんて
いないよね〜と
以前は思っていたのですが…

毎日お詣りを始めてみると、
結構、いらっしゃるんですよね、
お詣りしている方が。
必ず、毎回、誰かに遭遇します。

しかも、皆さんそれぞれ、
ご自身の流儀があるようで(笑)

一番ビックリしたのが、
手水舎に近づくやいなや、
水盤に直接水を手入れて
バッシャバッシャと豪快に
手を洗っていらした方(@_@)

きっと、お急ぎだったのでしょう…(^_^;)

まあ、神社に参拝するときの
基本的な作法と言われている
「二礼二拍手一礼」も、
明治時代に定義されたものらしいですし、

神社によっては、
四拍手と決まっているところも
あるそうですしね。

それぞれの方なりの
敬意が伝えられれば
いいんじゃないかなあ〜と
思います。

ではでは、
本日のお題にまいりましょう。

【2月1日は「テレビ放送記念日」〜昔はドラマも生放送だった!】です。

前回は、ネット環境の大切さについて
お伝えしましたが…
(バックナンバーはこちらからどうぞ!↓↓↓)
https://04auto.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

今回は、記念日にことよせて、
テレビは「ライブ」から始まった、という
お話をしたいと思います。

■2月1日は「テレビ放送記念日」!

今から70年前の1953年2月1日、
日本で初めてのテレビ放送が
開始されました。

実は、戦前から、
日本でもテレビの研究は
行われていて、
すでに1930年代には
実験放送が始まっていたそうなんですが、

敗戦直後の1945年から
翌年1946年7月までは、
GHQにより、研究が一時禁止されたのだとか。

1946年の11月に、
ようやくNHKが研究を再開し、
1953年の放送開始となったそうです。

開始当日の内容は、

・開局祝賀会
・舞台劇中継
・ニュース
・映画

こんな感じで、
午後2時から、
4時間放送されたそうですよ。

受信契約数は
全国で866件。

そのうちの482件は、
なんと、アマチュアの
自作テレビだったそうです!!
ビックリですよね〜。

■昔はドラマも生放送だった!

テレビが始まった当初は、
何と、ドラマも生放送でした。

1958年から放送を開始し
大ヒットとなった
「事件記者」というドラマも、
1963年までの5年間は、
全部、生放送だったんだそうです!!!

舞台の練習と同様、
本読み・立ち稽古に始まり、
スタジオセットでリハーサルを重ね、
当日の本番に臨んでいたそうです。

これが、毎週毎週続くんですから、
すごいパワーですよね〜。

あの池上彰さんは、
この「事件記者」を見て感動し、
NHKの記者になろうと
思ったらしいです。

そして、ご存知かもしれない、
あの名作人形劇「ひょっこりひょうたん島」も、
大部分が生放送だったらしいですね。

なかなか録画が残っていなくて、
ライブラリーを作るときに、
とっても苦労したらしいですよ。

もちろん、
バラエティ番組や
料理番組なんかも
すべて、生放送、ライブです。

なぜ、生放送だったのかというと…

当時の技術では、
電気を使って録画する技術が
まだ発達していなかったから。

映画のフィルムと違い、
テレビに使われるビデオテープは、
昔は、ものすごーく太くて長くて、
編集機や再生機も、
メッチャクチャ、高価だったんですね。

また、ニュースなどでは、
一度フイルムで撮影して、
それをテレビ用に変換するということも
行われていたようです。

昔聞いた話ですが、
取材したフイルムを
伝書鳩でテレビ局に
送っていたらしいです…

まあ、そういう技術的な理由で、
テレビは「生放送」から
始まったんですよね。

■ちょっと前までは、テレビは原則「生放送」だった!?

今では、
編集したモノを流しているのが
当たり前になっているテレビですが、

それでも、ちょっと前までは、
「テレビは生放送」という前提が
あったらしいんですよ。

今みたいに、
オンデマンドで好きなモノを
いつでも呼び出して見られるという
時代じゃありませんからね。

「決まった時間に、原則1回だけ放送」=生放送

こういう定義らしいですね〜。

同じ時間帯に別の局で
同じタレントさんが出演する、
つまり「裏番組」に出るのって、
良くないことと
されているじゃないですか。

それって、実は、

「生放送(のはず)だから、
他の局には出られない(はず)」
という理屈だったらしいですね!

それから、
私がNHKの番組に
定期的に携わるようになった
20年くらい前までは、

「できる限り生に近い方法で」
収録するという方法が
とられていました。

生みたいに収録する=「疑似生」って
いうんですけどね。

私の記憶が確かなら、
2006年〜2007年ころくらいまでは
生放送のスタイルで
収録していましたよ。

当時、すでに民放では、
あとで編集することを前提にして、
ダラダラと長く収録していたんですが、

NHKでは、その当時も、
「生放送スタイルで収録!」というのを
固く守っていたんですねえ。

だから、収録は
本当に本当に、大変でした!!!

まず、本番と同じように、
台本通りに、しっかりリハーサル。

たいていの場合、
予定時間をオーバーしちゃいます(>_<)

その後、
プロデューサーと出演者、
全員で内容を検討し、
「ここを削ろう!」
「ここはもっと短く!」と
大急ぎで台本を修正。

そして、本番は、
生放送とまったく同じように、
時間ピッタリに収まるように、
収録するんです。

いや〜もう、
毎回ドキドキでした…。

それでも、不思議なことに、
毎回ほぼ、ちゃーんと、
時間通りに収録できるんです。

■基本は、やっぱり「生放送」!

決められた時間の中で、
その場限りの一発勝負で、
台本に沿うように
きっちり収録していく。

これって、
ものすごーく集中力と瞬発力を
要求されるんですけれど、

同時に、
「何が一番大事なのか」
「何を捨てるべきなのか」という
決断力も問われるんですよね。

まあ、大抵の場合は、
後ろでプロデューサーが
「ここは飛ばそう!!!」とか
叫んでるんですが(苦笑)

それでも、このときの経験が、
今、ライブ配信を行うのに
活かされているような
気がしますね〜。

台本がしっかり作れていれば、
どんなハプニングが起きても、
何とかなるものです。

もともと私は、
じっくり丹念に作り込む
ドキュメンタリーを
作りたかったんですが、

実際に生放送や
疑似生収録の現場を
たくさん経験してみると、

一回限りの舞台のように、
パッと咲いてパッと散る、
そのドキドキ感やワクワク感に
魅力を感じるように
なってきたんですよね。

収録・編集する動画にも
もちろん、いいところは
たくさんあります。

でも、ライブには、
「撮ってしまえば完成する」という
何ともいえない、
爽快感があるんですよね〜。

テレビが生放送から
始まったように、

動画も、まずは、
「ライブ」から始めてみませんか。
何より、編集しなくていいのは
本当にスッキリしますよ。

ではでは、また!

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