こんにちは!
個人事業主/起業家の皆さんを動画で応援する、
PersonaliTV®映像ディレクターの佐藤安南です。
昨日、テレビ局で番組の編集をしていたら、
「イスラム国が日本人を人質にしている動画が流れている」というニュースが、
耳に入ってきました‥
またしても、動画がこんなことに使われるとは。
残念でなりません。
人質になったとされている方のお一人、後藤健二さんは、
フリーのビデオジャーナリストとして活躍されている方です。
私は、後藤さんとは直接の面識はありませんが、
そのご活躍は、映像業界で働く者の一人として、存じ上げておりました。
とにかく、ご無事でいることを祈るばかりです。
さておき、この問題の動画、
「合成なのでは?」という推測が飛び交っています。
合成、つまり「クロマキー合成」というものです。
ご存知だとは思いますが、背景を緑とか青とかの単色にして、、、
ところで、この「クロマキー合成」、
なぜ青や緑の色が使われるか、ご存知ですか?
ちょっとだけ、美術の授業を思い出してください。
「色相環」って、ご存知ですよね。
色が少しずつ変わっていって、また元に戻ってくるというコレです。
この色相環の、ちょうど反対側にある色のことを「補色」といいます。
色合いとして、正反対だということですね。
で、「クロマキー」合成で使われている、
青や緑の反対側の色/補色は何色かというと…
あ、図の中にキャプションを書いちゃいました(笑)
そうなんです。
肌の色と反対の色だからなんですね。
肌の色がちゃんと残るように、反対の色味を背景に使うんです。
でも、黄色は分かるけど、ピンクの肌色の人なんて、いるの?
そう思われたアナタ。
ヨーロッパ系の人の肌は、ピンクがかってますよね。
ここで示した「色相環」は、あくまでも鮮やかな色の環。
白っぽい色だと考えて見れば、
黄色みの肌、ピンクがかった肌、両方ありますよね。
欧米ではほとんど緑色でクロマキー合成をするので、
最近は日本でも、緑の背景が多くなってますが…
日本で、東洋人(黄色みがかった肌の人)を撮影する場合は、
本当は、「青い色」でクロマキーの背景を作ったほうが、
キレイに合成できるんですよね〜。
ちょっとした編集ソフトと、
100円ショップのシャワーカーテンがあれば、
皆さんも、簡単に「クロマキー合成」ができちゃいますよ。
詳しいテクニックを知りたいという方は、ぜひ「本気で動画研究会」にご参加くださいね^^
ではでは、また!!!
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