こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。
前回のメルマガでお伝えしましたが、
今週月曜に姑の葬儀がありまして、
火曜未明に、帰京しました。
しかも今回、
番組のナレーション録りを
交代してもらっていたので、
木曜日に新幹線で移動している間から
式の直後まで、
あれこれと連絡を取り続けてまして、
いつも以上に目まぐるしい日々でした。
そんなわけで、
火曜日のメルマガは
お休みさせていただきまして、
1週間ぶりの配信です。
明日から3連休というのに、
大型台風が接近中ですよね…
今回は日本を縦断しそうだとか。
この週末、
お出かけを予定なさっているなら、
くれぐれも、お気をつけくださいね。
さてさて、大変、お待たせしました。
本日のお題にまいりましょう。
【「寄り添う」ことの大切さ】です。
前回、姑の葬儀に際して、
牧師さんが、それはそれは丁寧に、
ヒアリングをしてくださったというお話を
お伝えしたかと思います。
(バックナンバーはこちらからどうぞ!↓↓↓)
https://abfll.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3
今回は、この牧師さんのヒアリングから
学んだことについて
お伝えしたいと思います。
先のメルマガでもお伝えしたように、
私の夫と、その両親はクリスチャンですので、
葬儀も、所属の教会で行いました。
そのとき、教会の牧師さんが、
亡骸を家に迎えるときから、
火葬で天に送るときまで、
本当に丁寧に、寄り添ってくださったんですね。
特に、私が感動したのは、
姑の人生について、
それはそれは時間をかけて、
丁寧に「インタビュー」してくださったことです。
横たわる姑の亡骸に祈りを捧げた後、
舅や義兄、私の夫、
そして私や義兄のパートナーに、
文字通り「根掘り葉掘り」、
質問なさいまして。
いつ、どこで生まれたのか、
どんな少女時代だったのか、
どのような夢や目標を持っていたのか、
舅との馴れ初めはどうだったのか、
息子たちが生まれたときは、どうだったのか、
どのような教育方針だったのか、
姑は、キルトアート作家だったのですが、
なぜキルトアートに目覚めたのか、
日々、どのようなものに感動していたのか、
料理はどのようなものが得意だったか、
好きな色や花は何だったか、
どのようなものに興味があったのか…
2時間以上もかけて、
じっくりと、質問してくださいました。
質問に答えるために、家族全員で、
姑の書き綴っていたブログを見返したり、
作品集のプロフィールを再読したり、
卒業した大学の同窓会HPに載っていた
姑の寄稿文を見つけたり…。
「お義母さんって、高校の先生をしていたんだ!」
「昔から絵の才能があったのね…」
「出産のとき、本当に大変だったんだ…」
などなど、
牧師さんが質問してくださったことで、
今まで(家族でさえ)知らなかった、
姑の人生の様々な側面を、
新たに知ることができたんです。
葬儀の際に、故人を紹介するために、
必要な情報をヒアリングするのだと
牧師さんはおっしゃっていたのですが、
単なる「情報収集」の域を超えて、
姑の人生と、私たち家族の気持ちに、
優しく、じっくり、しっかりと、
寄り添ってくださっていることが
ひしひしと、感じられたのですね。
その様子を拝見しながら、
「ああ、これは、私の仕事にも通ずるモノだ」と
深く、感じ入るものが、あったのです。
ご存知のように、
私の「ディレクター」という仕事では、
多くの方に、インタビューすることが
あります。
限られた時間、様々な制約の中で、
「分かりやすく、面白い」ネタを
取ることが求められがちなことも。
そうなると、どうしても、
効率よくパッパッと、
ルーティンワーク的に
取材を「こなし」てしまいたくなる
誘惑に駆られるんですよね。
もちろん、そういう誘惑とは
毎回必死に闘って、
丁寧に取材をするように
心がけていますけれども…。
一方、映像の取材では、
たとえ、出来上がりが1分~3分という
短い時間になると分かっていても、
30分から1時間、
ときには1日以上もかけて、
じっくりとお話を聞き、
あれこれと、撮影させていただくことが
多くあります。
そのたびに、
ほんの少ししかテレビに出ないのに、
こんなに時間を割いてもらって
迷惑だろうなあ…
もっと手短に効率よく、
手早く済んだらいいと
お相手は思っているだろうなあ…
そんな風に、
いつも後ろめたく、
申し訳なく思ったり
していたんですね。
でも、今回、
牧師さんの丁寧な「インタビュー」を
受ける側になってみて、
気付いたんです。
一番大事なことは、
どれだけ、お相手の心に、
寄り添えるかどうかだということに。
これだけ丁寧に聴いて貰ったのだから、
牧師さんが、その内容を、
どのように短くまとめようとも、
文句はないと、思えたんです。
そして、
私自身の仕事でも、
それは、同じことだと
思えたんですね。
1時間のインタビューが
1分になってしまうことが
問題なのではない。
そのインタビュー・取材のときに、
どれだけ、お相手を理解し、
心に寄り添えるか。
どれだけ、信頼関係を築けるか。
「初心に還れ」と、
牧師さんの姿勢から、
学ばされた思いがしたんです。
「気持ちに寄り添う」ことの大切さ。
寄り添うことで、
相手との深い信頼関係を作ることの
大切さ。
この「相手」って、
お客様のことだけでなく、
あなた自身のことでも
あると思うんですよ。
私もそうですが、
どうしても、
日々の仕事に追われていると、
どうやって見込み客を増やそうか、
どうしたら売上げが上がるか、
どうすれば楽に儲かるか、
そういうことばかりが
頭の中に、グルグルと、
駆け巡っちゃいますよねえ。
いや、商売ですからね、
儲けを考えていくことは
大事なことですよ。
でも、それだけになってしまうと、
「自分自身の気持ち」に寄り添うことを
見失いがちになってしまうんです。
なぜ、この仕事をしようと思ったのか。
どうして、この仕事が好きなのか。
誰の、どんな役に立ちたいのか。
自分の夢は、目標は、何なのか。
あなた自身の、
本当の気持ちに寄り添って、
一度、じっくり、
セルフインタビューをしてみると、
新たな発見が
あるかもしれませんよ。
「自分で自分にインタビュー?難しそう…」
いえいえ、
自分の気持ちに寄り添う方法って、
結構、いろいろあるんですよ。
それも、動画を使って。
次回のメルマガでは、
「動画で自分の気持ちに寄り添う方法」について
お伝えしますね。
ではでは、また!