こんばんは!
動画で応援するPersonaliTV、映像ディレクターの佐藤安南です。
前回のブログをお読みくださった方々から、
「徹夜続きで大丈夫ですか?」
「若いですね〜」
「ムリしないでください〜」
などなど、
励ましや労いの言葉を、いただきました。
本当にありがとうございますm(_ _)m
実は、先週の土曜日、
また徹夜してしまいまして(>_<)
あ、でも、先週末の徹夜は、
夫の実家へ行くためでしたので、
それほど疲れませんでしたよ。
21:00ころに東京を出まして、
豊中インターで降りたのが、午前3:30くらい。
で、インター近くの、
24時間やっている銭湯に行きました。
入ってみて、ビックリ!
3:30という夜中(夜明け前?)にもかかわらず、
結構、お客さんがいるんですよねえ。
そして、さらにビックリしたのは、
小さな子どもを連れた親子が、数組いたこと。
ええーっ、
こんな時間まで子どもを起こしてるなんて、
成長に良くないんじゃ???
一瞬、そんなふうに、
口うるさいオバチャン心が、ムクムクとわき上がったのですが…
お子さんの体を丁寧に優しく洗ってあげている親御さんの様子を見て、
思い直しました。
私だって、子どもが小さいころ、
「仕事の都合だ」と言って、散々、振り回したよなあ…
あの親御さんのように、
しっかり子どもの目を見て、
ちゃんと体を洗ってあげただろうか…
様々な事情があって、
どうしてもこの時間にしか、来られなかったんだろうなあ…
もちろん、
規則正しい生活が、子どもの成長にとって望ましいのは、
いうまでもありません。
ですが、
育児放棄など、痛ましい事件が起きる中で、
遅い時刻であっても、
きちんと子どもの体を洗ってあげる親御さんのほうが、
よっぽど、マシではないのか。
そんなふうに、思ったんですねえ。
ちなみに、この銭湯はコチラです↓
【夢の公衆浴場五色】
大坂・豊中市に行く機会があったら、ぜひ行ってみてくださいね。
メチャ広くて、お勧めですよ^^
さてさて、お待たせしました。
今日のお題にまいりましょう。
【動画の撮影、画質よりも大事なことは?】です。
■高画質でなければ恥ずかしい??
前回は、
【傷んだ魚じゃ、寿司は作れない!】と題し、
きちんと撮影されていることが大事ですよ〜というお話をしました。
そしたらですね、
この話を読んだ方から、
ご質問というか、ご感想をいただきまして。
「やっぱり、画質が良くないとダメってことですね」
「キチンと動画を作るなら、高画質でないと恥ずかしいですよね」
あ、いやいや…
そういうことじゃあ、ないんですけど…。
私の伝え方が、足りなかったのかもしれません。
ごめんなさいm(_ _)m
前回お伝えした「画質」の事例はですね、
編集でどうしても必要なので、
高画質(4Kとか)で撮影することを、事前に決めていたんですよね。
何が何でも高画質で撮らなきゃダメ、と言っているワケではありません。
また、高画質でなければ恥ずかしいなんてことは、
決して、ありませんよ!
ときどき、ネット記事などで、
「動画を撮るなら高画質で!」
「粗い画質だと伝わらない」
なーんてことを、書いてる方がいらっしゃいますが、
ハッキリ言って、それは間違いです。
例えば、ライブ配信などでは、
ヘタに高画質・高音質にしてしまうと、
ネットに負荷がかかりすぎて、
ちゃんと配信できなかったりします。
ご存知かもしれませんが、
そもそも、Facebookライブなどは
1280×720という、ハーフハイビジョンサイズですしね。
それから、
これも以前から繰り返しお伝えしていることですが、
私自身がライブ配信で使っているのは、
MacBookについているアレ、
いわゆる「パソコンカメラ」です。
外付けのwebカメラよりも、撮りやすくて安定してますし、
全く問題なく、使えています。
高画質でないと恥ずかしい…なんてことは
決して、ないのですよ。
■「高画質だから恥ずかしい」ことも…
実は、高画質で撮っていても、
いや、高画質で撮っているからこそ
「恥ずかしい」動画になっちゃうことが、あるんですよ。
それは、例えば…
- 画面が傾いている
- ガクガク揺れている
- 対象物がちゃんと映っていない
- 対象物の位置がオカシイ
- やたらにズームイン、ズームアウトする
- 無意味にグルグル回っている
- 何を中心に撮りたいのか不明
- 音が聞こえない、雑音が多い
- 編集がヘタ
- 内容がツマラナイ
などなど….
挙げればキリがありません(苦笑)
もちろん、高画質で撮影すれば、
最初のうちは
「うわー、キレイな画面!」と、人の目を引くでしょう。
でも、ただキレイなだけの動画って、
すぐに化けの皮が、はがれるんですよねえ。
残念ながら、
こういう、「高画質で恥ずかしい」動画、
まだまだ、結構、見かけますよ…
特に、zoomなどの、ビデオ会議!
せっかく高い一眼レフとかを、使っていらっしゃるのに、
カメラの位置が高すぎて変に上目遣いになってたり、
頭の上の空間が空きすぎて、顎の部分が映ってなかったり。
高画質であるだけに、
そういう「撮り方のダメさ」が、余計に目立っちゃうんですよね。
■画質が悪くても「イイ動画」はある!
ちょっと話は変わりますが、
いま私、
NetFlixやAmazon Primeの
ドキュメンタリーにハマってまして。
日本のテレビでは報道しない、
深く突っ込んだテーマを、じっくり見せてくれるので、
とっても面白いんですよ。
そもそもNetFlixに加入したのも、
ここでしか見られないドキュメンタリー映画を
見るためでしたねえ。
で、先日見ていたシリーズは、
使っている素材の半分以上が、
70年代〜80年代のフイルムやテレビ番組でした。
つまり、
画面はザラザラです。
ノイズがたくさん入ってて、
時折はさまれる、
新たに撮影した素材との画質の違いは、一目瞭然。
でも、面白いんですよ。
もちろん、
潤沢な資金力で、
最高のスタッフが
入念に取材を重ねて時間をかけて作ってますから、
面白いのは当然なんですが…
それでも、
こうしたドキュメンタリーを見ると、
「画質の前に、撮り方だよなあ〜」と
つくづく、感じるワケです。
■画質よりも、まず「撮り方」にこだわろう!
見やすく、分かりやすく撮影できていれば、
多少画質が粗くても、いい動画を作れます。
そう、
画質よりもまず大事にすべきは
「撮り方」なんです。
とはいえ、
このブログを読んでいるあなたは、
恐らく、個人事業主。
動画のプロになるわけじゃ、ないですよね。
(もしプロになりたいのなら、ガチで、しっかり学んでください!)
あなたのような
個人事業主さんに求められる「動画の撮り方」は、
本当に、ごく簡単なことです。
最低限、次のことだけは、守るようにしてください。
- 1)カメラを三脚などで固定する
- 2)画面が水平・垂直になるように撮る
- 3)人を映すときは、レンズが目の高さに来るようにする
- 4)人を映すときは、頭の上に空間を空けすぎない
- 5)ライトなどを使って明るく映す
- 6)マイクを使って音をキレイに撮る
いかがですか?
ちょっと多いかな?
でも、どれもすぐに、簡単にできることですよ。
簡単なんですけどね…
「自分はできてます!」と自信満々におっしゃる方でも、
実際に撮った画面を見せていただくと、
画面が微妙に傾いていたり、
カメラが目の高さに来ていなかったり、
頭の上に余計な空間がありすぎたり
するんですよね〜。
(「自分は大丈夫?」と不安になったら、いつでも相談してくださいね♪)
実は、
私が、パソコンカメラ(MacBook)を愛用している理由の一つは、
こうした「最低限の撮り方」を、簡単にできるからなんですよ。
パソコンカメラなら、
スタンドなどで高さを調整し、画面を垂直に立てるだけで、
三脚をつかわなくても、
真っ直ぐ水平、目の高さになる動画が
簡単に撮れますからね。
「高画質」の言葉に惑わされて、
高価なカメラに無駄なお金を使ったり、
毎回、カメラの設定に悪銭苦闘して、疲れちゃうくらいなら、
まずは、パソコンカメラで、
真っ直ぐに映る動画を、撮れるようになってください。
そして、
高いカメラのセッティングに、
無駄に時間を費やす暇があるくらいなら、
何よりも大事な「構成作り」に
じっくり時間をかけましょう。
多少画質が粗くても、
見やすく、分かりやすく撮れていれば、
あなたのの本質は、失われません!
画質よりも、撮り方が大事。
キモに銘じてくださいね〜。
ではでは、また!