とうとう今日、
「緊急事態宣言」が
発令されましたね。
罰則はないので、
海外のように
「外に出ると罰金!」とかは
ないでしょうが…
それでも、対象となる
7都道府県には
大きな影響があるでしょうね。
私の仕事も、
いきなり影響を受けました…
担当している番組の収録が、
向こう1か月間、
無くなりました(>_<)
来週、ナレーション録りの
予定だったのですが…
それも1か月延期に。
まあ私の場合は、
単純に「延期」になったから
まだマシですが、
収録が完全に無くなった人もいて…
番組取材に関わっている
多くの映像制作者の
悲鳴が聞こえてきそうです…
「フリーランス」と
ひと言で言っても、
「下請け」として働いているのか、
自ら仕事を生み出す
「個人事業主」として生きているのか、
この、
仕事に対する向き合い方の違いが、
これから、大きな差となって
表れてきそうですね。
さてさて、
「緊急事態宣言」を受けての、
今日のお題は…
【動画について、今すぐ見直すべきことは?】です。
実は、4月に入ってから、
動画関連で、様々な動きがありました。
あなたのお仕事にも
直結するお話です。
すでにご存知のことも
あるかと思いますが、
改めて、確認していただくつもりで
お読み下さいね。
1)zoomがセキュリティーを強化!パスワードが必須に!
先週末、4/5(日)から、
いきなりzoomが仕様変更を行いました。
すべてのミーティングに、
パスワードが必要になったのです。
これまでは、
zoomのミーティングを行うときは、
https://zoom.us/j/●●●●●●●●●●
(●●●●●●●●●●はミーティングID)
発行されるURLは、これだけでした。
しかし、4/5(日)からは、
これに加えて、
「パスワード」を入れてもらう必要が
出てきたんですね。
ちょうど、4/5(日)の朝に、
zoomで個別セッションを
行うことになっていたのですが、
「パスワードがないと入れませんー」
そんな風に、
お相手からご連絡があり、
初めて、zoomの仕様変更があったことに
気づいた次第。
ちゃんと個別に教えてくれよー、
zoomさーん!!((>_<)
じゃあ、これから、
いちいち参加する人に
パスワードも送らなくちゃ
いけないの??
いえいえ、ご安心ください!
zoomのHPから「マイ設定」に入り、
設定→ミーティング→ミーティングをスケジュールする
→「ワンクリックで参加できるように、ミーティングリンクにパス
ここをONにすれば、OK!
そうすると、
https://zoom.us/j/●●●●●●●●●●?p
(xxxxxxxxxxxxxxxxxは暗号化されたパスワード
こんな感じで、
URLが、とーっても長いミーティングURLができます。
これなら、いちいち、
パスワードを送らなくてもOK!
ただし、ご参加のお相手が、
スマホやタブレットをお使いの場合は、
念のため、パスワードも送っておくとよいでしょう。
ぜひ1度、
ご自身のzoom設定を、
ネット上で確認してみてくださいね。
2)YouTubeが、画質を下げた!!!
私が一番ビックリしつつ、
納得したニュースが、コレです。
世界中の人が
「巣ごもり生活」を送るようになって、
YouTubeを見る人が
ものすごーく増えたんですよね。
で、当然、
YouTubeにつながりにくくなり…
そこでYouTubeが
出してきた当座の解決策が
「画質を下げる」こと。
これまでは、
ハイビジョン画質を
標準にしていたのですが、
しばらくのあいだ、
「SD画質」にするそうです。
SD画質…
つまり、昔のテレビの画質ですよ。
DVDの画質と言ってもいいかな。
画質を落とせば、
情報量もガクンと減ります。
SD画質は、単純計算で、
ハイビジョンの1/4の量です。
つまり、
かなり画質が粗くなる、ということです!
でも、これは「緊急事態」なので、
しょうがありません。
それに、ハッキリ言って、
スマホくらいの小さな画面で
見るのであれば、
ハイビジョンもSDも、
さほど変わりませんよ^^
ただ、問題になるのは、
パソコンでじっくり見るとき。
「いまはハイビジョンだから..」と
安易に考えて、
細かな字でテロップを作ったり…
画面びっしりに
文字が並べられたパワポのスライドを
そのまま動画にしたりしたら…
SD画質だと、
文字がつぶれてにじんで、
チョー見づらいです!!!
細かな文字をただ並べただけの
「文字スライド動画」は
見る人を、ただ辛い気持ちにするだけ!
そういう訳で、
これからは、
よりビジュアルを重視し、
テロップも大きめで分かりやすく
編集する必要がありますよ。
まあ、動画の基本
「画で見せる」ということに
立ち戻ったとも言えますね^^
3)お家のネット環境を見直そう!!!
これは、講座の受講生さんから
ときどき寄せられる相談なのですが…
「YouTubeにアップする時間がかかりすぎる!」
「zoomがなかなかつながらない!」
「Facebookライブが途切れる!」
こういう、
「ネットのつながりにくさ」について、
とくに、新型コロナウイルスが流行し始めてから、
よくご相談を受けるようになったんですね。
ええ、これは当然です。
だって、世界中の人が、
zoomだYouTubeだリモートワークだと、
ネットを使いまくっているのですから!
特に、ここ最近で増えたのが、
「上り」の接続です。
ん?「上り」?
何のことかな?
はい、ご存知かもしれませんが、
インターネットには、
「上り」と「下り」があるんです。
「下り」は、ダウンロードとか、
インターネットで調べ物をするとか、
情報を「もらってくる」流れ。
いっぽう、「上り」は、
動画をアップロードしたり、
ビデオ会議で自分の顔を送ったりという
情報を「送る」流れ。
今までは、
家庭用でのインターネットは
だいたい、「下り」で使うことが
前提とされてました。
まだ、YouTubeで動画を作る人が
それほどいないと思われてましたからね。
ビデオ会議だって、
一部の会社でしか使っていませんでしたから。
それが、この新型コロナの流行で、
一気に、「上り」の流れが急増!!!
一般のご家庭でも、
「上り」の流れを使う方が
増えて来たんです。
でも、
契約している業者によっては、
「下り」はたくさん使えても、
「上り」の量を、ものすごーく少なく
設定していることもあるんです。
ですから、
ネットサーフィンはサクサクできるのに、
YouTubeに動画をアップするときは
全然うまくいかない…
こんなことが、起きることもあるんですね。
新型コロナの流行が収束しても、
動画をアップしたり、
オンラインでセミナーをしたりという流れは
もう、止まらないでしょう。
そのとき、大事なのは
「ちゃんとネットにつながるか」ということ。
ぜひ、この「緊急事態」をきっかけとして、
ネット環境が、
ホントに早いのか
特に「上り」の速度が速いのか、
確かめてみてくださいね。
ではでは、また!