毎日台風のような豪雨が
続いていますよね。
特に熊本・福岡・佐賀・長崎など
九州地方の被害の大きさに
心を痛めています…
今週は、東海地方など
ほかの地域にも、
大雨の被害が広がりそうですね..
お住まいの地域は大丈夫ですか?
くれぐれも、
「猛雨をライブ配信!」なんてことは
避けてくださいね!
撮影は、安全安心が第1です!
では、
今日のお題にまいりましょう。
【なぜ?デジカメで動画を撮ると30分で切れちゃう理由】です。
最近よく、
「カメラを買いたいんです」という
ご相談を受けることが
多くなりました。
PCやスマホのカメラでは
モノ足らなくなってきて、
もっといい画質で撮りたい、
もっと長時間撮影したい、
そういう欲求が
出てきたということですよね。
また、
これから動画を始めるので、
せっかくなら、新しいカメラで
自分の気持ちをアゲようという方も
いらっしゃるようです。
いずれにせよ、
動画への意欲に満ち満ちていて、
素晴らしいことです!!!
つい先日も、
グループコンサルのメンバーさんから
撮影について
ご質問を受けました。
「デジタル一眼レフのカメラで
動画を撮りたいと思っているんですが..」
おお、本格的ですね~。
いいですね~。
「ただ、調べてみると、
30分で一回録画が切れちゃうみたいで…。
撮影は40分以上あるので
どうしたらいいでしょうか?」
ああ~。
そうなんですよね~。
デジタル一眼レフで
動画を撮る方が、
最近、とても増えています。
理由はいくつかあって…
・画質がキレイ
・背景がボケた、雰囲気のある映像になる
・カメラに慣れている人が持ちやすい
・写真も動画も両方撮れる
とまあ、
メリットがいっぱいあるんですね。
ただ、気をつけないといけないのが…
「録画30分の壁」。
そうなんです。
今回ご相談くださった方も、
この「30分の壁」に
突き当たってしまったんです。
「同じカメラなのに、
どうしてデジカメの動画は
30分の制限があるの?」
ねえ、
とっても不思議ですよねえ。
その理由は…
EU(ヨーロッパ連合)の
「関税」なんです。
実は、EUでは、
ビデオカメラとデジタルカメラで
関税の率が違っていたんです。
ザックリ言うと…
昨年2月まで、EUでは、
ビデオカメラには高い関税をかけ、
デジタルカメラには
低い関税をかけていたんですね。
その、
ビデオカメラとデジタルカメラを
分ける条件というのが…
・解像度800×600ピクセル以上
・フレームレートが23fps以上
・連続録画時間30分以上
つまり、もっとザックリ言うと、
「30分以上の動画が撮れるのはビデオカメラ」に
なっちゃうということなんです。
そのため、
できるだけ関税を安くして、
EU諸国に買ってもらえるように、
「デジカメの動画は30分まで」というふうに
作られていたんです。
なので、去年の2月までに作られた
デジタルカメラは、
ほぼ、30分の動画録画制限が
あるんですよね…
ところが。
昨年の2月から、
日本とEUの間で
「経済連携協定」(EPA)というのが
締結されましてね。
ビデオカメラ・デジタルカメラとも
日本製のカメラに対する関税が
完全に、撤廃されたんです!
おお、ではこれから、
デジタルカメラでも、
30分以上動画が撮れるようなモノが
増えて来そうですね!!
実際、昨年のニュースでは、
EUの関税が無くなったので
「デジカメの30分動画制限が無くなる!」と
大きな話題になっていました。
ところがところが。
ややこしいことに、
今、日本で出回っている
ほとんどのカメラは、
日本で組み立てていないんですよねえ。
ですから、
関税は、実は、そのまま…(>_<)
最近、PanasonicやSonyが
30分以上連続して動画が撮れる
デジタル一眼を発売してますが、
それは、関税が高くなっても、
市場のニーズに応えようとした
会社の戦略なんだそうです。
ですから、
まだしばらくの間は、
デジカメの「動画30分制限」は
続きそうです。
ムムム…
はい、今日の結論です。
なぜ、多くのデジカメは、
動画を30分しか撮れないのか?
それは、
30分以上動画が撮れると
「ビデオカメラ」の扱いになって、
関税が高くなるから、でした!
もし、これから
新しくカメラを買おうと
考えているなら….
買ってしまったあとで
「あー、30分しか撮れないのか!」と
ガッカリすることが無いように…
ご自身が、
どれくらいの長さの動画を
よく撮ることになるのか、
どんな場面で、
どんな状態のモノを
撮りたいと思っているのか、
よーく考えてから
選ぶようにしてくださいね。
どれを買ったらいいか
困ったときは、
いつでも、遠慮なく相談してくださいね。
https://55auto.biz/personalitv/touroku/entryform11.htm
ではでは、また!
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