「編集を意識した撮影」って?

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約6分

こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

最初で最後(かもしれない)の
「無料zoomウェビナー」、
今日、すべて終了しました!

途中、
用意していたスライドが
動かなくなるなど
ちょっとしたアクシデントは
ありましたが、

接続が切れるというような
大きなトラブルもなく、
何とか無事に
お届けできました。

3回目の今日は、
「リアルタイム文字起こし」にも
チャレンジ。

聴覚に障害のある方にも
分かりやすくお届けする方法を
試すことができました。

ご参加くださった方からは

「構成の大切さがよく分かりました!」

「動画を作りたくなりました」

「今度の撮影に早速活かします」

などなど、
嬉しいご感想を
たくさんいただきましたよ。

また、

「通常のzoomとウェビナーとの違いが分かってよかった」

そんなお声も寄せられました。

お届けした3回のウェビナーは、
近いうちに、
有料で公開する予定です。

「ミーティング」とは違って、
ご参加者の顔が写らないので、

録画したものをすぐに
一般に公開できるというのも
Zoomウェビナーの良さですね。

もしあなたが
500人~1000人規模の
大規模なウェビナーを
開催することになったら、

今回の経験を元に、
私が自信を持ってサポートしますので、
どうぞ、遠慮なくご相談くださいね。

はい、お待たせしました。
本日のお題にまいりましょう。

【「編集を意識した撮影」って?】です。

6月から連続で
「撮影のテクニック」について
お伝えしています。

バックナンバーはこちらからどうぞ↓
https://abfll.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

今回のテーマ、
本当は6/28に
お伝えしようと思っていたのですが、

ウェビナーの準備で
ウッカリと忘れておりました(>_<)
ごめんなさいm(_ _)m

さて、改めて
今回のタイトルにある
「編集を意識した撮影」について
考えてみたいと思うのですが…

ちょっとこのメルマガを
読むのを中断して、

「編集を意識した撮影」という文言で
ググってみてもらえますか?

あ、「タグる」でも
「ツベる」でも
構いませんよwww

すると、
いくつか説明しているサイトや
YouTubeなんかが
出てくると思います。

私自身も、
実際にかなり調べてみました。

で、どういうことが
書いてあるかというと…

「テロップの位置を考える」

とか

「カッコいい作りになる」

とか

「画に変化を持たせる」

とか

技術的なことは説明してますが、
なぜ「編集を意識した撮影」が
必要なのか、

その明確な理由について、
スパッと説明しているものは
ありません!

あ、もちろん、
テロップの位置を考えて撮影するとか、
見やすくカッコイイ作りになるとか、
変化を持たせるというのは
大事なテクなんですよ。

でも、それはあくまでも
個別のテクニック。

本質は
ソコじゃないんですよ。

「編集を意識した撮影」の
本当の意味は、

考えていた構成通りに、
見やすく、違和感なく、
分かりやすい動画に
仕上げられるか、

常に構成の流れを考え、
前後のつながりに配慮して

仕上げたときに
自然に見えるように
撮影することです。

「自然に見える」というのが
実はとても大事でして、

自然に見えるから
分かりやすくて見やすい。

自然に見えるから
飽きずに長く見続けられる。

自然に見えるから
内容に入り込める。

同じ位置からの撮影の画が
ずっと続くと「飽きる」理由は、

人間は、自分で能動的に
見るモノを選んでいるからです。

例えば、鵜なたが、
広々とした野原に
立っていると考えてみてください。

まずは、
「うわあ、広ーい!」と、
遠くに広がる地平線を見たり
空を見上げたりしますよね。

その後、
空を飛ぶ鳥に気付いたり、

ちょっと離れたところにある
大きな木に気付いたり、

足元に咲く
綺麗な野の花に目をやったり、

日陰のある涼しそうな
カフェがあることに気付いて
歩みを進めたりすると思います。

そう、広い場所にいても、
人間の目は、次から次へと、
自分の見たいモノを
自由に選びとっているワケなんです。

そしてときには、
もっと詳しく見ようと
目を凝らしたり、
側に近づいたりするんですね。

でも、この広い野原を
動画で撮ったときは
どうなるでしょう?

おそらく、多くの方が、
「広~い!」ということだけに
気持ちを奪われて、

ただ単に
だだっ広い風景を写し込んだり、
右へ左へ、
カメラを動かしたり
するだけなのでは?

そうやって撮影された
動画を見ても、
自分が広い野原で感じた
様々な記憶は
蘇ってきません。

「あのさえずっていた鳥は?」

「木が素敵だったのに~」

「花が小さくて分かりづらい…」

広くて気持ちのよい野原を
「ただ広く」撮影しただけでは、
その場所にいた人間の心理は
表せません。

そう、つまり、
「見る人の心理」に沿って、
近寄って撮影したり、
角度を変えて撮影したり、
動かして撮影したりすることで、

仕上げたときに、
「あのとき見たあの風景」が
鮮やかに蘇ってくると
いうわけなのです。

これは、
ライブ動画にも
当てはまることですよ。

リアルの対面やセミナーで
お話をしているときは、

人は、話者の顔ばかり
見ているわけでは
ありませんよね。

周囲の様子を見たり、
話者の服を見たり、
手元のメモをみたり、
スライドを見たり、

頻繁に、
見る場所を変えているんです。

でも、ライブ動画では
そういうわけにはいきません。

画面に映るモノだけに
視界が限定されてしまいますから、
見る人は、それだけで、
かなり窮屈な思いを
しているはずなんです。

その、窮屈な思いを
しているところに、
ずーっとあなたの顔を
見せ続けられたら…

どんなに見る方が
あなたの熱烈なファンでも、
やっぱり、ちょっと
疲れちゃうんですよね…

「自然に見られる」ということは、
「人の心理に沿っている」ということ。

つまり、
「編集を意識した撮影」というのは、

仕上げたときに「自然に見える」ように、
人間の心理に沿って、
あれこれと、変化を持たせて
考えて撮影しておくこと、なんです。

そして、その際に必要なのは、
やっぱり「構成」です。

話の流れを決めずに
いきなり撮影を始めて、

その中で
「編集を意識した撮影をしようね」
なーんて言われても、
そりゃ、ちょっと無理な話です。

誰に、何を、どんな風に伝えたいのか、
その骨格となる「構成」がなければ、
「編集」なんて、ありえません。

逆に言えば、
「構成」がキチンとできていれば、
おのずと、
「編集を意識した撮影」に
なるはずなんですよ。

編集とは、
編集ソフトを使うことではなくて、
「見やすく分かりやすく」仕上げること。

だから、
ライブ動画やビデオ会議では、
撮影・配信そのものが
「編集作業」にもなるんですよね。

「編集を意識した撮影」は、
テクニックではなく、
考え方&意識です!

カッコよく撮る
テクニックなんてものは、
ある程度回数をこなせば
身についてきます。

それよりも、
あなたには、
お客様に喜んでもらえる
動画にするための、

一番大事な「考え方」を
先に、身につけて欲しいなあと
思います^^

ではでは、また!

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