PersonaliTV®︎

個人事業主・起業家の皆さんを動画で応援する

カメラワークの基礎:高さを調整する

428 views
約6分
カメラワークの基礎:高さを調整する

こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを
動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

火曜日に配信すると
前回お伝えしておきながら…

すっかり忘れてました(>_<)

実は、
今週月曜日の15日から、
番組編集に入っておりまして。

先ほどようやく、
ほぼ、作業が終わったところです。

ご存知のように、
テレビ番組には、
決まった長さがありますのでね。

この制限時間・分数内に収めるのが、
一番大変なところです。

ピッタリ収まることを
「尺になった」とか
「完尺になった」とか言うんですけど、

まだ1分オーバーしてる、
あと10秒切らなきゃ…と、
それはそれは、神経をすり減らすものです。

今回も、せっかく撮影取材したのに、
オーバーしてしまうということで、
泣く泣く、割愛した部分がありました…
お詫びするのが、本当に辛かった…

そんなこんなで、
曜日の感覚がすっかりなくなり、
気が付いたら金曜日だったのでしたm(_ _)m

ではでは、お待たせしました。
今日のお題にまいりましょう。

【カメラワークの基礎:高さを調整する】です。

様々なカメラの三脚

前回は、
そもそもカメラワークとは何ぞや?
ということについて
概要をお伝えしましたが、

(前回までのバックナンバーはこちらからどうぞ↓)
https://abizmail.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

今回から、いよいよ
具体的な説明をしていきますね。
まずは、カメラの設定の基本となる
「高さ」のお話です。

■「高さ」で印象が変わってくる!

あなたは、
カメラの「高さ」を
意識したことは、ありますか?

撮りたい対象に合わせて、
無意識でスマホを高く持ったり、
低くしたりしているかと
思うのですが…

おそらく、
カメラに詳しくなければ、
高さを意識することは
無いんじゃないかなあと
思うんですよね。

でも、撮影の技術、
つまり「カメラワーク」で
一番の基本となるのが
「高さの調整」なんですよね。

スマホを構える高さ
(つまりレンズの高さ)によって、
伝わる印象が変わってくるからです。

冒頭で、
「無意識に高くしたり
低くしたりしているはず」と
書きましたが、

これも、
写す対象をしっかりとらえて、
よりハッキリ伝えたいから、
自然に、体が動くわけで。

で、この「無意識」の動きから
一歩先に進めて、

どのような高さにすると、
どういう効果が狙えるか、

それを理解して
意識的に高さを調整して撮影するのが
「カメラワーク」の
第一歩なんです。

■「高さ」(ポジション)は3種類

で、この「高さ」。

ザックリ言うと、
カメラの高さには
3種類あります。

1.高い位置(ハイ・ポジション:ハイポジ)

2.被写体と同じくらい(アイレベル)

3.低い位置(ロー・ポジション:ローポジ)

めちゃくちゃザックリしてますが(汗)
でも、実際、
この3種類に分けられるんですよね。

で、この3つの中で、
基準となるのが…

2.被写体と同じくらい(アイレベル)

です。

アイレベル=目の高さ、ということです。
目高(めだか)とも言います。

被写体の視線と同じ高さで、
水平に、対等に写すポジション。
これ、すべての撮影の基本の高さです。

例えば、こんな感じですね。
今朝、編集室に行く前に、
渋谷のスクランブル交差点で
パパッと撮った1枚です。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8294.jpg

渋谷スクランブル交差点・アイレベルの遠景

この「目高」については、
とっても重要なので、
次の回で詳しくお伝えするとして…

対等、水平な高さなので、
一番自然に見えますが、

その反面、
面白みに欠けるという面も
あります。

では、

1.高い位置(ハイ・ポジション:ハイポジ)

こちらは、どうでしょうか。

同じく、渋谷スクランブル交差点で、
ちょっと高い位置にスマホを掲げて
撮ってみましたよ。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8298.jpg

渋谷スクランブル交差点・ハイポジの遠景

より、遠くのビル群が強調され、
交差点全体の広さ、混み具合が
客観的に見えるように
なったのでは?

そう、カメラを高い位置にすると、
全体の情景が見渡せたり、
広さ、高さなどを表したり
することができますね。

でも、逆に、
人々の姿は小さくなりがちなので、
「誰もが群衆のひとりに過ぎない…」
みたいな、

そういう雰囲気も
感じられますね。

で、最後にこちら。

3.低い位置(ロー・ポジション:ローポジ)

低い位置から撮ってみると、
どうなるでしょうか?
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8295.jpg

あいにく、人が通ってませんが(汗)

渋谷スクランブル交差点・ローポジの撮影

でも、車のタイヤが目の前に来ていて、
日常では、なかなか見ない画面ですよね。

普段、街を歩いていて、
こんなに低い位置で
道路を見ることは、滅多にありません。

あなたが、
道ばたに倒れてしまったり、

あなたが、
落とし物を捜していたり、

あなたが、
子どもや猫になってしまったり(笑)、

そういう視点からの
風景なんですよね。

ですから、
高い位置や、目の高さの位置から
撮った写真よりも、

車や道路が、
より、圧迫感を持って
感じられますよね。

同じ場所を撮影しても、
カメラの高さを変えるだけで、
こんなに、印象が変わるんです。

■低い位置(ローポジ)で、遊んでみよう!

特に、高さを変えることで
印象をグッと変えられるのが、
低い位置(ローポジ)からの撮影です。

前段でも書いたように、
低い位置って、
子どもや小動物の
視点になるんですよね。

ですから、
カメラを低~く構えるだけで、

「猫視点」(犬視点)からの
動画が撮れちゃったり
するわけですよ。

また、
お子さんの動画を撮るときには、
上から見下ろして撮るのではなく、

お子さんの目と同じ高さに
カメラをググッと下げて、

あなたにとっての
ローポジ(低い位置)にすると、
より、お子さんの気持ちに寄り添った
ダイナミックな動画が撮れます。

まあ、これは、
お子さんにとっては
「目の高さ」の撮影なんですけどね。

地面すれすれに
カメラを据えてみると、
普段見ることの無い
不思議な印象の動画になります。

イメージ動画などで
面白い効果を狙いたいときは、
こうした、低い位置(ロー・アングル)で
撮影してみるといいですよ。

明日からぜひあなたも、
カメラの位置を意識して
ユニークな動画を
作ってみてくださいね。

次回も「高さ」のお話をします。
カメラ位置でもっとも大事な
「目高」の説明をいたしますよ~。

ではでは、また!

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE
sato_anna@personalitv.com