こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを
動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。
火曜日に配信すると
前回お伝えしておきながら…
すっかり忘れてました(>_<)
実は、
今週月曜日の15日から、
番組編集に入っておりまして。
先ほどようやく、
ほぼ、作業が終わったところです。
ご存知のように、
テレビ番組には、
決まった長さがありますのでね。
この制限時間・分数内に収めるのが、
一番大変なところです。
ピッタリ収まることを
「尺になった」とか
「完尺になった」とか言うんですけど、
まだ1分オーバーしてる、
あと10秒切らなきゃ…と、
それはそれは、神経をすり減らすものです。
今回も、せっかく撮影取材したのに、
オーバーしてしまうということで、
泣く泣く、割愛した部分がありました…
お詫びするのが、本当に辛かった…
そんなこんなで、
曜日の感覚がすっかりなくなり、
気が付いたら金曜日だったのでしたm(_ _)m
ではでは、お待たせしました。
今日のお題にまいりましょう。
【カメラワークの基礎:高さを調整する】です。
前回は、
そもそもカメラワークとは何ぞや?
ということについて
概要をお伝えしましたが、
(前回までのバックナンバーはこちらからどうぞ↓)
https://abizmail.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3
今回から、いよいよ
具体的な説明をしていきますね。
まずは、カメラの設定の基本となる
「高さ」のお話です。
■「高さ」で印象が変わってくる!
あなたは、
カメラの「高さ」を
意識したことは、ありますか?
撮りたい対象に合わせて、
無意識でスマホを高く持ったり、
低くしたりしているかと
思うのですが…
おそらく、
カメラに詳しくなければ、
高さを意識することは
無いんじゃないかなあと
思うんですよね。
でも、撮影の技術、
つまり「カメラワーク」で
一番の基本となるのが
「高さの調整」なんですよね。
スマホを構える高さ
(つまりレンズの高さ)によって、
伝わる印象が変わってくるからです。
冒頭で、
「無意識に高くしたり
低くしたりしているはず」と
書きましたが、
これも、
写す対象をしっかりとらえて、
よりハッキリ伝えたいから、
自然に、体が動くわけで。
で、この「無意識」の動きから
一歩先に進めて、
どのような高さにすると、
どういう効果が狙えるか、
それを理解して
意識的に高さを調整して撮影するのが
「カメラワーク」の
第一歩なんです。
■「高さ」(ポジション)は3種類
で、この「高さ」。
ザックリ言うと、
カメラの高さには
3種類あります。
1.高い位置(ハイ・ポジション:ハイポジ)
2.被写体と同じくらい(アイレベル)
3.低い位置(ロー・ポジション:ローポジ)
めちゃくちゃザックリしてますが(汗)
でも、実際、
この3種類に分けられるんですよね。
で、この3つの中で、
基準となるのが…
2.被写体と同じくらい(アイレベル)
です。
アイレベル=目の高さ、ということです。
目高(めだか)とも言います。
被写体の視線と同じ高さで、
水平に、対等に写すポジション。
これ、すべての撮影の基本の高さです。
例えば、こんな感じですね。
今朝、編集室に行く前に、
渋谷のスクランブル交差点で
パパッと撮った1枚です。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8294.jpg
この「目高」については、
とっても重要なので、
次の回で詳しくお伝えするとして…
対等、水平な高さなので、
一番自然に見えますが、
その反面、
面白みに欠けるという面も
あります。
では、
1.高い位置(ハイ・ポジション:ハイポジ)
こちらは、どうでしょうか。
同じく、渋谷スクランブル交差点で、
ちょっと高い位置にスマホを掲げて
撮ってみましたよ。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8298.jpg
より、遠くのビル群が強調され、
交差点全体の広さ、混み具合が
客観的に見えるように
なったのでは?
そう、カメラを高い位置にすると、
全体の情景が見渡せたり、
広さ、高さなどを表したり
することができますね。
でも、逆に、
人々の姿は小さくなりがちなので、
「誰もが群衆のひとりに過ぎない…」
みたいな、
そういう雰囲気も
感じられますね。
で、最後にこちら。
3.低い位置(ロー・ポジション:ローポジ)
低い位置から撮ってみると、
どうなるでしょうか?
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_8295.jpg
あいにく、人が通ってませんが(汗)
でも、車のタイヤが目の前に来ていて、
日常では、なかなか見ない画面ですよね。
普段、街を歩いていて、
こんなに低い位置で
道路を見ることは、滅多にありません。
あなたが、
道ばたに倒れてしまったり、
あなたが、
落とし物を捜していたり、
あなたが、
子どもや猫になってしまったり(笑)、
そういう視点からの
風景なんですよね。
ですから、
高い位置や、目の高さの位置から
撮った写真よりも、
車や道路が、
より、圧迫感を持って
感じられますよね。
同じ場所を撮影しても、
カメラの高さを変えるだけで、
こんなに、印象が変わるんです。
■低い位置(ローポジ)で、遊んでみよう!
特に、高さを変えることで
印象をグッと変えられるのが、
低い位置(ローポジ)からの撮影です。
前段でも書いたように、
低い位置って、
子どもや小動物の
視点になるんですよね。
ですから、
カメラを低~く構えるだけで、
「猫視点」(犬視点)からの
動画が撮れちゃったり
するわけですよ。
また、
お子さんの動画を撮るときには、
上から見下ろして撮るのではなく、
お子さんの目と同じ高さに
カメラをググッと下げて、
あなたにとっての
ローポジ(低い位置)にすると、
より、お子さんの気持ちに寄り添った
ダイナミックな動画が撮れます。
まあ、これは、
お子さんにとっては
「目の高さ」の撮影なんですけどね。
地面すれすれに
カメラを据えてみると、
普段見ることの無い
不思議な印象の動画になります。
イメージ動画などで
面白い効果を狙いたいときは、
こうした、低い位置(ロー・アングル)で
撮影してみるといいですよ。
明日からぜひあなたも、
カメラの位置を意識して
ユニークな動画を
作ってみてくださいね。
次回も「高さ」のお話をします。
カメラ位置でもっとも大事な
「目高」の説明をいたしますよ~。
ではでは、また!