カメラワークの基礎:「目高」は、目の高さと同じとは限らない!

741 views
約5分

おはようございます!
個人事業主/起業家の皆さんを
動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

今回は、イレギュラーに、
土曜日朝の配信です。

昨日もちょっと
お伝えしましたけれど、

番組の関連で、
急に対応しなければ
ならないことが起きまして。

大事には至らなかったので
ホッとしましたが、
かなりバタバタしたので、

本日開催予定の「お茶会」は
2/18(日)に延期しました。

来月、また改めてお知らせしますね。

ではでは、
さっそく、お題にまいりましょう。

【「目高」は、目の高さと同じとは限らない!】です。

前回は、
カメラ設定の基本となる
「高さ」(カメラポジション)の
説明をしました。

(前回までのバックナンバーはこちらからどうぞ↓)
https://abizmail.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

今回は、引き続き、
カメラポジションについての説明です。
中でも、一番大事な
「アイレベル」(目高=めだか)の
説明をしますよ。

■3種類のカメラの高さ、イラストで復習!

前回ご説明した
「カメラポジション」、
つまり、カメラの高さの
設定ですが、

あなたは覚えてますか?

復習を兼ねて、改めて、
イラストでご説明しておきますね。

コチラの図を、ご覧ください。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/a1f946fb4f059c5178201b48064ef133.png

立った状態の人を
撮影することを前提にして、

映る人の目線を基準として、
カメラ位置を考えるんですね。

まず、基準となるカメラ位置は、
アイレベル=目高(めだか)。

そして、目線より高い位置が
ハイポジション。

目線より下の位置が、
ローポジション。

この、3つの位置(ポジション)を
しっかり覚えましょう。

中でも、
一番大事なのが
基準の位置=アイレベル。

目の高さなので、
「目高」(めだか)とも
呼びますよ。

で、この「目高」のカメラ位置が、
実は、かなりの曲者なんですよね~。

■アップのときは、目高でOK!でも…

Zoomなどのオンライン会議で、
胸から上のアップで撮影するときは、

文字通り、
カメラを「目の高さ」に設置すると
ちょうどよいサイズで
撮影できます。

イラストで説明すると、こんな感じです。
カメラのレンズは、ほぼ、目の高さですね。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/ec5b7bfce8ddecf05ab6ae2844ffca89.png

実際に、私がパソコンカメラで
「目高」撮影したアップの画像です。
パソコンのカメラ位置は、
ほぼ目の高さになってます。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/b514153acf3f389b35d09f60570c1b70.png

ところが、です。

上半身全体を写したいなあ~と、
少し、カメラから離れてしまうと、
頭上に、余計な空間が、
できてしまうんです!
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/1de19b88373dd7ea2173fdbe0544b7d8.png

カメラの位置・高さは変えず、
私がカメラから離れて撮影した様子。
こんな風に、頭上に変な空間が
できちゃうんです。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/6a1604590eaed1e69e0a1f7917017a7a.png

■引いて撮るときは、「目高」は目線よりも下になる!

そうなんです。

アイレベル=「目高」と言っても、
単純に、目線と同じ高さに
すればいいというワケじゃ
ないんです!!

被写体とカメラの距離、
そして、どんな広さで撮りたいか、
さらに、レンズの種類
(広角か望遠か)などによって、

「目高」の位置は、
ビミョーに変わってくるんです!!!

カメラから距離を取って、
腰から上全体を撮影するときは、

イラストのように、
カメラが、目線よりも、
やや下の位置にくるように設定すれば、
頭上の余計な空間がなくなり、
キレイな構図になります。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/f0c2f98b808c5965c195266a7e2e2d20.png

もし、カメラの高さを
変えられない場合は、

この写真の私のように、
映る人が、少し背伸びをする、
椅子を高くするなどして、
相対的に、カメラの位置を下げると
いいですよ。
https://personalitv.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/b06f5ed1de624e0aa9e15c6139f66329.png

■「目高」は、単なる「カメラ目線」とは違う!

ビデオ会議や自撮りのライブ配信など、
「目高」で動画撮影する場面は、
とーっても、多いものです。

特に、あなたのような
個人事業主にとっては、
動画=自撮りといっても
いいくらいですよね。

でも、いまだに、
かなり多くの方が、
自撮り=単なるカメラ目線で撮ることだと
勘違いなさっているんですよね…。

自撮りの基本は、
正しいカメラ位置、
つまり「目高」で撮影すること。

そして、頭上に、
余計な空間を作らないように、

カメラからの距離や、
写したい体の範囲に応じて、
細かく、カメラや座る高さを
調整すること。

自撮りのポジション=目高の
最適な位置は、
「目線と同じ~やや下」と
覚えてくださいね!

正しい「目高」の位置で
撮影されたあなたの姿は、

それだけで、
見る人に安心感を与え、
あなたの誠実さを
しっかり伝えてくれますよ。

次回は、
動画の表現力を爆上げしてくれる、
角度=カメラアングルについて
お話しますね。
お楽しみに~

ではでは、また!

FacebookでシェアTwitterでシェアPinterestでシェア