火曜日、久しぶりに
メルマガを配信したところ、
多くの方から、
心温まるメッセージをいただきました。
本当にありがとうございますm(_ _)m
特に、介護と看取りについては、
かつて経験なさった方、
いままさに、その渦中にある方など、
我がこととして感じて下さった方が
多いようで…。
本当に、人生って、
いろいろありますよね!
家族のケア、もちろん大切ですが、
自分自身のケアも、
しっかり気をつけていきたいですよね。
ではでは、
ようやく通常運転に戻ったメルマガ、
ずっと温めていたネタを、
今回ようやく、お伝えします。
【動画インタビューでやってはいけないアレとは?】です。
確か、1/8のメルマガで
ちらっと予告していたはずなのですが、
(前回までのバックナンバーはこちらからどうぞ↓)
https://abjan.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3
取材やロケをする中で気付いた
「動画インタビューで絶対NGなアレ」について、
お伝えしようと思います。
いや~、
業界に入って30年以上経つ私でも、
ときどき、ウッカリしちゃう
「アレ」なんですよね…。
■動画インタビュー、どんな場面で活用できる?
「インタビュー」という言葉を聞いて、
どんなことを、想像しますか?
パリッと決めたキャスターが、
政治家などに鋭く斬り込んでいる様子?
海外の映画スターが、
新作について熱く語っている場面?
ニュースなどで、
街角を行く人が
マイクを向けられているところ?
ええ、
一言で「インタビュー」と言っても、
様々な人、様々な場所、
そして、様々な媒体が
ありますよね。
では、
個人事業主・起業家が
「インタビュー」をする・されるのは、
どんな場面でしょうか?
・ウェブサイトで自分の理念を伝える
これは、あなたが
インタビューされる側になった場合ですね。
「自撮り動画」の場合は、
自分で自分にインタビュー、と
考えてもいいかもしれません。
・「お客さまの声」を伝える
これが、一番多くありそうですね。
あなたのサービスを利用して
どれだけ満足したかなど、
直接語ってもらえると、
信頼感が高まりますよね。
・尊敬する人、協業する人との対談
ライブ配信などで、
お仲間やメンターをゲストに迎え、
テーマに沿って話を聞くことも、
もちろん、インタビューですよね。
ともかく、
こうした「インタビュー」に共通するのは、
「話し手」
「聴き手」
この2者が、必ずいるということです。
そして、今回お伝えしたいのは、
この「聴き手」になったときの
注意すべき事柄、です。
■撮影したら「使い回す」ことを考えて!
さて、様々な動画で活用される
「インタビュー」ですが、
1回使ったら、それでおしまい..ってのは、
結構、もったいないですよね。
特に、素敵な誉め言葉をくださった
お客さまの声とか、
対談で、ゲストから感動的な
パワーワードが聞けたなんてときは、
その部分だけ切り取って、
ショート動画にしたり、
インスタやTikTokにアップしたり、
アレコレと、使い回ししなきゃ
損です。
切り取るとしても、だいたい、
30秒~せいぜい1分くらいかなあ。
印象的な言葉を、
バーンと出しているショート動画、
結構、ありますよね。
で、こういうとき、
とーっても困るのが、
「アレ」なんです。
その「アレ」とは…
■動画インタビューでは「相づち」厳禁!!!
そう、「アレ」とは、
「相づち」のこと。
いや、「相づち」うつのは、
おしゃべりしてたら、フツーじゃね?
何より、相手の話に同意したり、
感動していたりするのを伝えるには、
しっかり、「相づち」しなきゃ
ダメじゃーん???
はい、ええ、その通りです。
決められた質問を棒読みして、
その上、相手の話を、
ただ無表情で聞き流しているのは、
とっても失礼ですよね。
そうなんですけれども。
動画インタビューでは…
この「相づち」が、
邪魔になるんです!!!
だって、考えてみてください。
せっかく相手の方が、
素晴らしく感動的な話を
してくださっているのに、
その画面に見えないところから
インタビューしている聴き手の
「ふん、ふん、へえ~」という声が
聞こえて来たら、ちょっとイヤですよねえ?
そして(コレ結構あるんですが)、
相手の話に共感するあまり、
相手が話し終わらないうちに、
聴き手が割って入ってしまって、
キリのいいところまで話が終わらず、
結論がワヤクチャになっちゃう…。
ブログ記事とか、雑誌のインタビューとか、
最終的に、文字だけになるインタビューなら、
それでも、構いません。
でも、動画のインタビューでは、
声を出す「相づち」は、
絶対、絶対にNGです!!!
百歩譲って、
話し手・聴き手両方の顔が常に見える、
対談形式の動画なら、まあOKですが…
それでも、基本的には、
ゲスト(話し手)が話している間に、
大きな声を出して「相づち」をするのは、
やめたほうが、いいですね。
特に、お互いリモートのライブ対談だと、
微妙に、声が届く時間にズレがあるので、
自分で考えているタイミングとは、
違うタイミングで、相づちが入ってしまうことも。
(ああ~、これは私自身気をつけなきゃと思ってることです)
■「相づち」じゃないけれど、無意識の「アレ」にも注意!!!
それから、
「相づち」とはちょっと違うんですけれど、
無意識にやってる「アレ」にも、
注意が必要です。
それは…
話すとき、聴くときにやっている
様々な「クセ」。
人の話を聴くとき、
メモを取ろうとして、
ボールペンをカチャカチャやったり
していませんか?
手持ちぶさたになるからと、
何かを手に握りしめたりしていて、
紙を折り曲げたり、
なぜか、指をポキポキ折り曲げて
音を出してしまったり、
最近は、すぐに記録をしたいからと
パソコンを広げたまま話を聴いていて、
キーボードのタイピング音を
猛烈にさせているとか…
あ、無意識の貧乏揺すりとか、
鼻を鳴らしてしまう…なんてのもありますね。
(これ、私やりがちです…)
誰かの話を集中して聴くことって、
本当に、神経を遣いますからね。
その、高ぶった神経を鎮めるために、
無意識に、手や体を動かしてしまうのだと
思うのですけれども。
でも、これも、
動画インタビュー中は、
絶対に、NGです!!!
もう20年以上も前のことになりますけど、
雑誌との共同インタビューで、
テレビカメラで撮影しながら、
雑誌のライターさんが聴き手になって
タレントさんにインタビューをしたことが
あったんですが…
そのライターさんが、
ノートに何もメモはしないクセに、
ズーッとボールペンをカチカチやっていて、
何度注意しても、すぐに復活しちゃって、
本当に閉口しました(>_<)
(ボールペンを手放せよ、って話です)
でも、ね。
やっぱり、聴き手も人間ですからね。
自分の気持ちを鎮めたり、
相手に対しての気持ちを表現したり、
やっぱり何か、体は反応しちゃうワケですよ。
相づちもダメ、
ボールペンカチカチも、
貧乏揺すりもダメ。
じゃあ、どうすればいいのか?
■動画インタビューの聴き手は「表情」「ジェスチャー」で勝負!!!
はい、コレです。
とにかく、大げさと言われるくらいに、
表情とジェスチャーで、
自分の反応を思い切り表現すること、です。
「うん、うん」「おお!」
「そうなんですね!!」と
声を出せない代わりに、
まるで赤べこのように、
大きくブンブンとクビを縦に振り、
目を丸く見開き、
口も大きく開けて、
息だけで「おお~!」と発する。
手をギュッと握りしめ、体を前傾させながら、
相手の顔を見つめて、
キラキラした眼差しを届ける。
サイレント状態の中、
全身で、相づちを、
表現するのです!!!
私も、駆け出しの頃は、
お相手がしゃべっているのに
「そうですかあ~」などと
ウッカリ相づち入れてしまって、
先輩ディレクターから
「使えないじゃねーか、ボケ!」と
怒られたりしたものですが、
今では、インタビューの際は、
声は一切出さず、
サイレント映画のように
表情豊かに、リアクションできるように
なりましたよ。
■リモート会議でも「無音オーバーリアクション」は役立つ!
これ、ぜひ一度、
Zoomなどのリモート会議で
試してみてください。
リモート会議では、
たくさんの人が発言しますが、
いっぺんに全員がしゃべることは
できませんよね。
また、発言者以外は
たいてい、ミュートにしてますよね。
つまり、
動画インタビューをするのと
同じ状況が
生まれているワケですよ。
ですから、
Zoomなどのリモート会議こそ、
「無音オーバーリアクション」の
出番です。
「うん、うん」
「はい、はい」
「へえ~そうなんですか」
こういう言葉の代わりに、
クビが疲れるくらい、
顎が首につくくらいしっかりと、
ぶんぶん、うなずいてください。
驚いたら、
口と目を、丸ーく大きく、
開いてください。
面白いと思ったら、
大きく口をあけて、
目をしっかり細めて、
チェシャ猫みたいに、
ニカーッと笑ってください。
実は、声のリアクションよりも、
こうしたボディランゲージのほうが、
話している相手には、
しっかりと、反応として、
伝わるんです。
そして、話している相手の満足度も、
メチャクチャ、上がります。
Zoomのようなリモート会議って、
皆さんそれぞれ、
自分の「ホーム」に居ますから、
リアクションも小さくなりがち。
だからこそ、余計に、
いつも以上に表情豊かに
ボディランゲージで
感情を伝える必要が
あるんですよねー。
■「無音オーバリアクション」で、動画インタビューの達人になろう
まあ、最初のうちは、
話を聴いている間に
まったく音を出さないようにする…というのは
難しいかもしれません。
でも、まずは、
大きく大きくうなずく、ということから
始めてみてください。
声では無く、
自分の顔、体全体で
感情を伝えることから
試してみましょう。
きっと、いつの間にか、
「◯◯さんって、聞き上手ね~」と
印象が爆上がりするはずですよ。
そして次第に、
ご自身が話をするときも、
表情豊かに、説得力ある話が
できるようになるはずです。
もし、
お客さまインタビューをすることがあったら、
ぜひ、気をつけてみてくださいね~。
ではでは、また!