こんばんは!
個人事業主/
映像ディレクターの佐藤安南です。
昨年に引き続き、
今年も外出自粛が求められている
GWですが、
いかがお過ごしですか?
私は….
通常営業です(笑)
というよりも、
他の人が休んでいる間に
一気に仕事を終えたい!
連休中は、
メールや電話などが少ないので、
その分、集中して
編集作業に取り組めるんですよね。
そして、私の隣では、
夫も編集中…(笑)
3月から飼い始めた
フクロモモンガの動画を
せっせと編集して
YouTubeにアップしています。
私は撮影するだけで
ほとんどノータッチなのですが、
やっぱり時々気になってしまい、
「そこのカットは違う!」
「テロップの文言を変えて!」
「もっと早めに次のカットへ!」
…結局、
ディレクター根性丸出しで
チェック入れちゃってます(>_<)
よかったら一度見てみてくださいね~
【儀助の徒然日記】
https://bit.ly/3vF9ns5
ではでは、
本日のお題にまいりましょう。
【意外と知らない「テロップ」の原則とは?】です。
昨日、編集をお引き受けしている
「共創コーチング」様の
Youtube動画が
リリースされたのですが、
嬉しいことに、
こんなご紹介を
FBでして下さいました。
——
動画を送って、ラフな原稿を送って、
それしかしていないのに、
ここまでテロップやらイラストやらを駆使して
私たちの思いを形にしてくれている
技術とセンスに毎回脱帽の私です。
——
https://youtu.be/4yOzGy38l6U
私がとても嬉しかったのは
「ここまでテロップやら~」と
書いて下さっているところ。
はい、毎回、
撮影動画をじっくり吟味して、
何を補ったら分かりやすくなるか、
どこを強調したらもっと伝わるか、
どう修飾したらより魅力的になるか、
真剣に考えてますからね。
そうです。
テロップは、しっかり考えて入れることで、
動画を、より伝わりやすく、
より魅力的にできる
重要な要素です。
あなたも、
動画に興味をお持ちなら、
やっぱり、気になりますよね、
テロップ。
私もよく使っている
ライブ配信システム
「StreamYard」が
あれだけ急速に広まったのも、
リアルタイムでテレビ番組みたいに
テロップをバンバン
入れられるからですよね。
でも、このテロップが
意外と曲者でして。
動画初心者でも、
私のようなプロでも、
結構悩むところなんです、
テロップって。
・どんなところで入れるべきなの?
・カッコイイテロップの入れ方は?
・どうしてもダサくなっちゃう…
などなど、
テロップに関するお悩みは尽きません。
先ほどお誉めをいただいた動画でも、
一つのテロップで
結構悩んでしまうことが
プロの私でも、あるんですよね~。
でもね、
勘違いして欲しくないのは、
テロップ入れ=編集
ではないということです。
テロップは、あくまでも
「編集の一要素」に過ぎません。
むしろ、ちゃんと撮影できていて、
きちんと編集できていれば、
テロップがほとんど無くても
じゅうぶん、伝わるんです。
昔気質の映像制作者は
「画面が汚れる!」と言って
なるべくテロップを入れないように
していたくらいですよ。
では、なぜテロップを入れるのか。
それは、以下の3つの理由からです。
1)補足
2)強調
3)修飾
お分かりですか?
まず、一番大事なテロップの役割は
1)補足。
・うつっている場所はどこなのか
・喋っている人は誰なのか
・紹介しているモノは何なのか
こういうことは、やはり、
文字情報で見せてもらわないと
分かりませんよね。
また、参考にした文献とか、
協力してもらった施設などの名前を
クレジットとして入れる場合も
ありますね。
流れている動画の内容を
ずっとお知らせするために
「サイドスーパー」なんてモノを
入れることもあります。
「歩くこと1時間…」みたいに、
画面の状況を説明するテロップも
ありますよね。
ここで注意したいのは、
「画面と関係ない内容を入れない」
ということ。
動画初心者さんにありがちなのが、
コレ。
じっくりと商品紹介をしているのに、
まったくそれとは関係ない
世の中に対する想いを
延々と細かい字で入れちゃったり。
熱い想いが溢れているのは
素晴らしいことなんですが、
画面の内容と関係ない情報を
これでもかと詰め込んじゃうと、
見る人の頭は
パンクしてしまいます(>_<)
次に大事なのは
2)強調 です。
これは特に、
お話を中心とした動画で
使われますね。
「ここが大事!」というところで
タイミング良くテロップがあると
内容が理解しやすいですね。
また、これは日本に特有の
テロップですが、
喋っている人の言葉を
面白い書体などで
そのまま出したりしますよね。
「ワーオ!」とか
「ええっ?」とか
「ちょっと何言ってるか分からない」(笑)とか。
いわゆる「コメントフォロー」と
言われるモノですね。
最近はコメントフォローを入れるのが
当たり前のようになってきて、
テロップなのか字幕なのか
分からない状態になってますが…
視覚障害の方には
これが役立っているという
副産物もありますけど。
あ、字幕とテロップは
厳密には違いますからね~
ともかく、
あまりベッタリと
コメントフォローを入れると、
一体どこを強調したいのか
分からなくなってしまいます。
強調の用途で
テロップを使うときは
「絞り込む」ということが
最も大事ですね。
そして、
3)修飾。
これ、2)強調 と
似ているところもありますが…
例えば、
オープニングタイトルとして
エレガントに動く文字を
入れてみたり、
ショックを受けたときに
「ガーン!」という文字を
のせてみたり、
「ガッカリ…」という
気持ちを洗わす文字を
ユラユラ動かしてみたりと、
それ自体が表現の一部に
なっているようなテロップです。
効果音と一緒に使われることが
多いですね。
動画初心者さんが
テロップで迷ってしまうのは、
そのテロップが
1)補足 なのか
2)強調 なのか
3)修飾 なのか
きちんと整理できていないからです。
補足のテロップなのに
ギラギラと余計な効果を
つけてしまっていたり、
強調すべきところなのに
よみにくい細い書体だったり、
修飾しすぎて
かえってかっこ悪くなったり…(>_<)
何事にもそうですが、
テロップにも、優先順位があります。
そこを理解できていないから
迷うのです。
テロップ入れで
まず最初に行うべきは
1)補足
です。
この「補足」だけで
じゅうぶんな動画も
実は、たくさんあるんですよね。
しっかり「補足」をしたら、
次は2)強調 へと進みましょう。
「補足」「強調」ができてから、
3)修飾 へ。
修飾を目的としたテロップは、
ハッキリ言って、
無くても良いくらいです。
テロップであれこれ飾ろうと
考える前に、
まずはきちんと構成、
しっかり撮影、
ちゃんと素材を並べて編集。
テロップ入れをするときは、
まずは「補足」、
次に「強調」、
最後に「修飾」。
この役割と順番を
大事にしてくださいね!
テロップについては、
言葉使いや色使い、書体など
まだまだお伝えしたいことが
たくさんありますが、
それはまた、別の機会に
お伝えしますね。
ではでは、また!
Comments
コメントはまだありません。