現在、
「完全オフ」期間だと
お伝えしていたのですが…
メルマガ配信予約を
ウッカリ忘れてました(>_<)
ですので、通常通りに
火曜日当日に
このメルマガを書いています。
パソコンやスマホを
完全にシャットダウンする
「デジタルデトックス」の
誓いも…
「ポケモンGO」の
レアポケモンの誘惑の前に
あえなく挫折(>_<)
まあそれでも、
仕事は完全にお休みしてます^^
昨日は、夫と一緒に、
奥多摩の「御嶽神社」に
行ってきました!
さすがに県外には出られないけれど
都内で少しでも自然を感じられる場所へ
行こうということで
選んだのが、奥多摩。
しかし、他の方も
同じようなことを
考えていたようで…
メチャメチャ3密でしたよ!
ただ、参道にいたる山道や
長い長い上りの階段は、
勾配がきついこともあって
人の間隔は、
自然と「ソーシャルディスタンス」に。
本当に、数か月ぶりに、
マスクを外して、
森林の美味しい空気を吸いました!
しかし、自粛中の運動不足のせいか、
今日はふくらはぎが筋肉痛です(>_<)
さてさて、
厳しい残暑の中のメルマガ、
さっそく、今日のお題にまいりましょう。
【この夏、私が一番心を動かされた動画とは?】です。
ご承知のように、
8/6と8/9は、
広島・長崎に原爆が投下された日でした。
私は、身近な知り合いに
広島での被爆者がいたことと
(残念ながら数年前に他界しました)、
母の出身が長崎県で、
親戚が長崎市内にいることなどから、
毎年、8/6と8/9には、
自然と、原爆の恐ろしさについて考え、
平和への願いを込めて、
何らかのアクションをするようにしています。
アクションと言っても
ごくささやかなモノです。
投下時刻に黙祷をしたり、
関連の新聞記事をシェアしたり、
ネットでの署名をしたり、
自分なりに勉強をしたり、などなどです。
毎年、8/6と8/9には、
広島と長崎で、
式典が行われていましたけれど、
あいにく、今年はコロナ流行の影響で、
式典はどちらも規模を縮小し、
海外からの賓客も
来日することができませんでした。
8/9の早朝、
たまたま、新聞記事を検索していたら、
長崎市が、各界の人々から寄せられた
平和祈念式典へ向けたメッセージを、
HP上で公開しているという記事を見つけました。
そのメッセージ集が、こちらです。
https://www.city.nagasaki.lg.j
新聞記事には、
ノーベル賞受賞者のカズオ・イシグロさんや、
長崎出身の歌手、さだまさしさんのメッセージが
大きくとりあげられていたのですが、
私が、これらのメッセージの中で
一番心に残ったのは、
「包括的核実験禁止条約機関準備委員会」(長っ!)から
送られてきたという、
こちらの動画でした。
事務局長のラッシーナ・ゼルボ氏が
真っ直ぐにカメラを見据えながら、
真摯に、訴えかけています。
「今日に至るまで、日本で起こったことは人類を悩ませ続け、
以下のような挑戦的な問いを投げかけてきました。
『このような恐ろしい爆撃につながってしまった
攻撃的な本能から、私たちは逃れることはできますか?』」
「被爆者の方々は、人類を力強く動かす道徳的羅針盤です。」
ゼルボ氏の真剣な眼差しと
考え抜かれた言葉にも心を動かされたのですが..
動画を見ている内に、
私の眼は、
ある一点に引き付けられていきました。
それは、背景です。
動画をご覧になっていただけると
お分かりになると思いますが….
画面から向かって左側、
ゼルボ氏の後方に、
多分、葛飾北斎の、あの有名な
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と思われる
浮世絵の版画の一部と、
千羽鶴と思われる、
虹色の房が、
映り込んでいるのです。
背景はボケているので、
見過ごしてしまう人も
いるかもしれません。
また、日本文化に
それほど詳しくない海外の方は
分からないかもしれません。
でも、多くの日本人が見れば、
明らかにあの絵とあの房は、
「浮世絵」と「千羽鶴」だと
分かるはずなのです。
何という、心遣い!
そのことに気づいたとき、
私は、言葉にできないほどの感動に
胸が震えました。
画面の右側には、
準備委員会の旗(らしきもの)と
大きな木があります。
おそらく、会を代表する立場としては、
旗と木だけでも、
じゅうぶんだったはずです。
しかし、左側奥に
さりげなく飾られた
浮世絵の一部と千羽鶴で、
この動画メッセージが
単なる社交辞令ではないこと、
ゼルボ氏が、
長崎の、そして日本の被爆者に
心から敬意を示してくれていることが
伝わってくるのです。
言葉そのもの以上に、
画面が、これほどまでに雄弁に、
その人の想いを語ってくれるとは…
背景だけで、
これほどまでに、
心尽くしができるとは…
ああ、
うまく言葉が見つかりません。
それほどまでに、
私は、この動画を見て、
心を揺さぶられたのです。
見る人への敬意と配慮、
そして伝える人の信念。
伝える人の気遣いと想いは、
こういう「ちょっとしたところ」に
如実に表れるのですね….。
動画には、
ただ「語る」だけではない、
もっと大きな「伝える力」があるのです。
この夏はぜひ、
「伝えたい想い」を
動画にしてみて下さいね。
そしてぜひ、
ゼルボ氏のメッセージをご覧になって
参考にしてみてください!
コロナ流行の収束は
まだ先が見えず、
長い闘いが続きますが、
核廃絶は、人間の力で
確実に達成できるはず。
そんなことを、
改めて考えた私でした。
ではでは、また!