今日は土曜日の配信ですよ~。
昨日の午後から、
少しずつ休みモードを解除して
ゆるゆると社会復帰してます。
結局「デジタルデトックス」は
できなかったんですが…
3日間ほど、
メールやSNSでの連絡を遮断、
ほんのチョッピリですが、
頭をリフレッシュできた気がします。
ただ、
休みの間に交換するはずだった
新しいエアコンが、
私の済んでいるマンションでは
型が合わないということで
22日まで設置工事ができず…
今、私、
エアコンの無い部屋で
過ごしています…
優秀な扇風機のおかげで
何とか生き延びてますが、
編集作業を始めると
パソコンの熱で
とたんに部屋が暑くなるんですよね…
あと1週間、生き延びられるかな…
では、今日のお題にまいりましょう。
【私が番組や動画制作をするときに一番大事にしていること】です
実はですね、
この休みの期間中、
ものすごーく、ビックリするようなことが
あったんですよ。
まさに、
「晴天の霹靂」でしたね。
それは…
なななんと、
この私が、
「骨髄バンクのドナー候補者」に
選ばれたんです!!!
13日の午前中に
いきなりフリーダイヤルから
こんなショートメッセージが
来ましてね。
—
【日本骨髄バンクからのお知らせ】
あなたととある患者さんのHLA型が一致し、
ドナー候補者に選ばれたため
書類一式をお送りしました。
—
こんなメッセージが
ピロピロ~ンと。
え、えええっ!
この私が!?
54歳、ギリギリなのに!?
はい、
このお知らせが来るということは、
私、ドナー登録を
していたんですね。
それから2時間後、
分厚い書類が郵送で届きましたよ~。
いやもう、本当にビックリ。
そして、
「私が誰かの役に立てるんだ~」という
誇らしい気持ちも、ちょっとありましたね。
でも、恥ずかしながら、
私がドナー登録をしたのは
つい最近、
昨年の夏ごろのこと。
きっかけは、昨年3月に、
日本赤十字社からの依頼で、
骨髄移植とさい帯血移植についての
啓発動画を作ったことでした。
【日本赤十字社】LOVE in Letters ~つなげあう いのちのバトン~
https://youtu.be/RLvmWJt1zhk
【日本赤十字社】LOVE in Letters ~支えあう いのち~
https://youtu.be/b7atCDB4zus
それまでの私は、
献血はしたことはあったものの、
骨髄移植のドナー登録には
何となく、二の足を踏んでいました。
理由は…
うーん、面倒くさいというか…
特に骨髄移植は、
提供する側(ドナー)も、
数日入院する必要があるなど、
かなり、負担がかかるものなんですよね。
そこまでの覚悟が、私にはあるのか?
そもそも、私が登録しなくたって
誰かがやってくれるでしょ..
そんな感じで、
大切なことだよね~とは
理解していながらも、
自分が登録することには
踏み出せないでいたんですよね。
いや、単に、
面倒くさかっただけ…ですね。
しかし、たまたま、
2018年の冬に、
赤十字社からのお話をいただいたとき、
「ヤバイ!!」
そんな風に、思ったんですよね。
骨髄移植によって
どれだけ多くの患者さんが
命の希望を繋げるかとか、
血液型と違って、
血液を作る
「造血幹細胞」の型は、
家族・兄弟でも
なかなか適合する人がいないこととか、
まだまだ
「ドナー登録」を
している人は少ないとか、
だからこそ、
こうした啓発動画が必要だとか。
動画撮影や編集の前には、
たくさんたくさん、
勉強をします。
もちろん、
撮影の前に知っていることも
たくさんありましたが、
撮影・編集のために
改めて勉強したことで、
骨髄提供だけでなく、
献血によっても、
多くの患者さんが
救われていることも知りました。
そして、
一緒に撮影に携わった
仲間のディレクターは
「私もドナー登録してますよ!」と
打合せのとき、
笑顔で言っていたんですよね。
それを聞いて、
私は、更に落ち込みました…
なぜなら、
私はこれから、
骨髄提供が大事だよというPRを
送り出す側になろうとしていて、
その大切さについても
たくさんたくさん勉強して、
頭ではじゅうぶん理解しているのに、
実際の行動が
伴っていない!!!
単に「面倒くさい」という理由で!!!
そのことが、
本当に恥ずかしく思えたからです。
結局、
撮影・編集の期間は忙しすぎて、
献血ルームに行く時間が無く、
「これが終わったら早速登録します」と
クライアントさんに
言い訳のように、毎回言っていました。
その間も、
言い訳している自分を
ずっと恥ずかしく思ってました。
で、納品が終わり、
他の仕事が一段落したあと、
渋谷駅前の献血ルームへ行って、
400mlの献血をして、
同時に
「ドナー登録もしたいんです」と
伝えたんです。
ところがですね。
私、ウッカリしてたんですが…
ドナー登録って、
18歳から54歳までしか
できないんですよね(恥)
その時の私は、53歳。
受け付けてくれた人も、
「まあ、あと1年しかありませんけどね..」と
苦笑してました。
私も、
「遅すぎますよね~」と
一緒に苦笑しながら、
「遅すぎますけれど、
自分がいいと勧めたことを
自分がしていないのは
ウソをついてることだと思うんです。
だから、自分のためでもあるんです」
こんな風に、話しました。
「そうですね、そのお気持ちだけでも、
我々にとってはありがたいです」
受付の方は、そんな風におっしゃって、
手続きをしてくれました。
私の胸のつかえも、
ようやく消え去りました。
で、あと半年ちょっとで
55歳になろうとしている
この8月に…
「ドナー候補者に選ばれました」の
通知ですよ。
「今さら登録してもねえ」なんて
笑われていたのに。
いやあ、こんなことも
あるんですねえ….。
あ、前置きが
だいぶ長くなっちゃいましたが…
つまり、
私が、
番組や動画制作のときに
最も大事にしていることとは、
「ウソをつかない」ということ、なんです。
これ、
当たり前のように
思われるかもしれませんが、
テレビ番組の現場では、
案外、そうでもないんですよね…
「今、これがおすすめの方法!」とか
「防災対策、これだけは備えて!」とか
「これをやると体がスッキリ!」とか
テレビの情報番組って
結構、この手のお得情報とか
お役立ち情報を流しますよね。
でも、実際に取材する側は、というと…
「いいですね~」
「自分も早速やってみよう」なんて
取材の現場では話していても、
編集室では、スタッフの間で
「ああ言ってはいるけどさあ~」
「実際にはできないよねえ」
「面倒くさいし、無理ムリ!!」
こんな風にしゃべっていることが
しばしば。
単にネタとして振られたから、
イヤイヤやってるっていう人も
かなり多いンです。
残念ながら。
そういう場にたびたび出くわして、
私はその度に、
とっても嫌な気持ちになってました。
「今、これがオススメですよ!」って
ナレーションでは力説してるのに、
それを撮ったり書いたりしている
送り手の側は、
まったくそんなことを思ってないし、
自分でやろうとも思っていない。
それって、とっても、
不誠実ですよね。
というか、
私には、不誠実に思えるのです。
まあ、それが、
テレビの世界から
少ーし距離を置こうと思った
1つの理由でもあるんですが…
ですから、私は、
自分が番組や動画制作に携わるときには、
絶対に、次のことを守ろうと、
心に決めたんです。
自分自身が、本当にいいと思うモノを伝える。
頼まれたときは、
自分もその内容を味わい、体験してみる。
できない場合は断るか、
その道に詳しい人の力を借りる。
仕事だから、金のためだからという理由で
自分がいいと思っていないものをいいと言うことは、
絶対にしない。
ウソをつかない。
このことを、守ろうと決めたんです。
それ以来、
私は番組でも、
動画制作でも、
自分が、心の底からいいと思えること、
体験してみて、
自信をもって推薦できること、
そういう内容を
お伝えしたいと考えながら
仕事してきました。
これまでお手伝いしてきた
様々な動画のお仕事でも、
実際に、
クライアントさんの開催する
セミナーに参加したり、
提供しているサービスや
販売している商品を
自分で使ってみたりして、
その魅力をじゅうぶんに
自分自身で味わってから、
動画制作に取りかかるように
しています。
逆に、
自分が心から賛同できないこと、
どこかに疑問を抱いてしまうこと、
間違っていると感じることは、
どんなにお金を積まれても
引き受けないようにしています。
あ、いや、実を言うと、
過去には数回、
お金に目がくらんで
引き受けたことがありました。
でも結局、
そういう仕事は、
途中で自分が苦しくなってしまい、
うまく行かないことばかりだったんです。
そういうこと、ありませんか?
お金のため、仕事のため、
名誉のために
自分にウソをついてしまうと、
結局、上手くいかないということが。
自分の本当の気持ちに
正直であること、
ウソをつかないこと。
やはり、仕事をするときも
自分の気持ちがどれだけ本物か、
そこに左右されると思うんですよね。
もし、あなたが、
私・PersonaliTVに
動画制作の依頼を
してくださるというのなら…
まずは、
私に、
あなたのサービスを
体験させてくださいね!
もちろん、
ちゃんとした「お客さん」として、です。
本当に「お客さん」の立場になって
そのサービスを
しっかり味わうからこそ、
動画にしたときに
伝えなければならないことが
見えてくるんです。
伝える立場にあるからには
ウソはつきたくない。
自分の中から沸き起こる
本当の想いを伝えたい。
それが、
制作者としての、
私の気持ちです。
…という訳で、
年齢制限ギリギリで
骨髄ドナーの候補者になった私。
コロナ流行の影響で
運動不足に体重増加、
提供できるような健康状態なのか
はなはだ、心もとないのですが、
せっかく選ばれたのですから、
これはぜひ、提供するところまで
体験したいなあと思っています^^
今晩の
「おしゃべり魔女の深夜放送」でも
その辺の話をちょっとしますので、
ぜひ、聞いてくださいね。
https://youtu.be/VjD20jpACSo
https://www.facebook.com/chatt
ではでは、また!