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カメラワークの基礎:俯瞰・水平・あおり、角度を変えれば意味も変わる!

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カメラワークの基礎:俯瞰・水平・あおり、角度を変えれば意味も変わる!

こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを
動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

今日のお題にまいりましょう。

【俯瞰・水平・あおり、角度を変えれば意味も変わる!】です。
20240202メルマガ用_一眼レフカメラを構える手元のアップ真横から水平ショット

連続でお届けしている
「カメラワークの基礎」のお話です。
(前回までのバックナンバーはこちらからどうぞ↓)
https://abizmail.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

前回お伝えした
「カメラアングル」のお話の
2回目です。

今日は、さらにお話を進めて、
同じような被写体でも
撮る角度によって
意味合いが大きく変わる、という
お話をしますよ。

■「カメラアングル」、もう一度おさらい!

前回お伝えしたように、
カメラワークでいうところの
「アングル」とは、
カメラの「角度」のことです。

・ハイアングル

・水平アングル

・ローアングル

おおまかに、
3種類のアングル(角度)があると
お伝えしましたが、
覚えてますか?

おさらいの意味で、
もう一度、図で説明しておきますね。
こんな感じになります。
カメラアングルの図

すべての基本になる角度は
「水平」アングル。

何はなくとも、
まずはキチンと
カメラを「水平」に保てるよう
心がけましょう。

かく言う私も、
20年ほど前までは、
ビミョーに、カメラが
傾いちゃってました…

知り合いのカメラマンさんに
「ちょっぴりカメラが傾くクセがあるよ」と
指摘されて以来、
メチャクチャ、気をつけるように
なりましたよ。

■アングルには「意味」がある!

はい、これも前回、
お伝えしましたね。

それぞれのアングルには
意味があること。

・水平アングル=対等

・ハイアングル=客観性、俯瞰で見る

・ローアングル=威圧感、高さの強調

ですが…

実は、
「アングル」で表現できる意味は、
もっともっと、幅広いんです!!!

今回は、
人物の撮影を例にして、

「アングル」が表現する
様々な意味合いと、

被写体が変わることで
意味合い自体も変わってくることを
ご説明しますね。

■水平は「深い意味を持たせない状況説明」

まずは、水平アングルです。
こちらの写真をご覧ください。
01_水平の例_平板、対等_プレゼンする女性

プレゼンをする女性ですね。
それ以上でも、
それ以下でもありません。

見る人と対等な立場で、
話し合ってくれそうな印象を
与えますよね。

A子さんは保険会社に勤める
32歳のワーキングマザー。
今日も笑顔でプレゼンに臨みます…

こんなナレーションがつきそうです(笑)

■俯瞰には様々な意味がある!

では、同じモデルさんを、
俯瞰で撮影してみると、
どうでしょうか?
02_俯瞰の例_ヤル気に満ちている_笑顔でガッツポーズをする男女

水平アングルの写真よりも、
幾分、若々しく見えませんか?

そうなんです。
俯瞰は「見下ろす」視点。

ですから、
被写体の地位や権力が
低いんだよ~ということを
表すんですね。

また、地位が低いということは、
若々しくて、
これから何かが始まる予感を
感じさせるということ。

ですので、
「頑張るぞー」というときにも
こういう俯瞰の撮り方を
しますね。

プレゼンをしている状況も、
やや俯瞰気味に撮影すると、
若い人が頑張ってるな~という
イメージになります。
03_俯瞰の例_若々しさ_マイクでプレゼンする女性

また、俯瞰には、
弱々しさや哀れさ、孤独感を
強調するという意味合いも。
04_俯瞰の例_孤独感と弱々しさ_窓越しでパソコン作業をする女性

上から見下ろすのは
「神の視点」なので、
より、悩んでいる人が
哀れな子羊に見える…
そういう効果もあるんですね。

■あおりで撮影すると、キャリアアップ!

では、同じモデルさんで、
少しあおり気味に撮影すると、
どうなるでしょう?
06_あおりの例_ビジネスでプレゼンする女性

あらら?
何だか、俯瞰のときよりも、
ちょっとキャリアアップしたように
見えませんか?

そうなんです。
下から仰ぎ見るということは、
相対的に、
相手の地位が高くなるということ。

なので、
まったく同じモデルさんでも、
年齢や地位が高くなったように
感じるんですね。

こちらの写真も、
自信に満ちあふれているように
見えますよね。
07_あおりの例_自信、偉そう_マイクを使ってプレゼンテーションを行う女性

セミナー・講演などでは、
講師は「先生」ですから、

その立場を強調するために、
ややあおり気味に撮影して、
「偉さ」を強調することも
ありますよ。

■人物撮影では、角度を付けすぎないのがコツ!

繰り返し強調していますが、
あなたのような
個人事業主が
動画を活用するときには、

目高ポジション&水平アングル

これが基本、大原則です。

「俯瞰」「あおり」などの
角度をつけて撮影すると、
動画の内容に、
余計な意味が
ついてしまうから、なんですね。

ですが、
お仕事のPRなどで、
ちょっとイメージを変えて
ドラマチックに撮影したい、
そういうことも
あるでしょう。

そんなときには、
本当に、ほんの少しだけ、
カメラをあおり気味にして
撮影してみると、
経験豊かな人に
見せることができます。

大事なのは、
「ほんの少しだけ」に
とどめること!!!

視点が極端に上向いたり
下を見下ろしたり…というのは
日常生活では
滅多にありませんよね。

あくまでも、
イメージを膨らませる
一手段だと考えて、
活用してみてくださいね。

そして…

今回は、被写体が大人でしたが、
これ、子どもや動物が
被写体になると、
さらに、アングルの意味って
変わってくるんです!!!

次回は、さらに、
アングルの表現する意味を
別の被写体で掘り下げますよ!
お楽しみに!

ではでは、また!!!

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