さて、今日のメルマガは
「ディレクターの仕事」がテーマです。
あなたは、「ディレクター」って、
どういうことをする人なのか、お分かりになりますか？
・ファッションディレクター
・クリエイティブ・ディレクター
・マーケティング・ディレクター
・CMディレクター などなど、
「ディレクター」ってつく職業、たくさんありますよね。
私も、自分の職業を問われたときは
「TVディレクター」とか
「映像ディレクター」とか、
お答えしています。
でも、相手には、なかなか覚えていただけないようで…(>_<)
再びお目にかかったときには
「あ、プロデューサーの安南さんですね」とか、
「安南さんはビデオカメラマンなんですよね」とか、
「映像編週の仕事をなさっているんですよね」とか…
なかなか「ディレクター」の一言が出てきません(T_T)
まあ、仕事をお引き受けするときには、
予算のご相談に乗ったり、
カメラを抱えて走り回ったり、
パソコン前で編集に没頭したりしますから、
皆さんのおっしゃることも、間違いではありません。
ですが、やはり私は自分のことを
まずは「ディレクター」だと考えているのですね。
多くの方が混同する「プロデューサー」は、
大枠のコンセプトを決め、予算の管理を行う人。
その作品に対する最終責任を負う、
いわば「代表管理責任者」です。
そして「カメラマン」は、実際に撮影をする人。
どうすれば作品の狙いがより伝わるようになるか、
編集しやすく考えて撮影する人です。
編集をする人は「エディター」とか
「編集マン」とか呼ばれています。
シナリオの流れにそって、
より効果的な繋がりを考え、
見やすく面白くなるようにカットを繫ぐ人です。
では、「ディレクター」とは？
それぞれの業界で、
それぞれ固有の「ディレクター」が
いるわけですが…
私のいる映像業界での「ディレクター」は、平たく言えば
「演出家」
です。
もっとザックリ、実際の仕事内容に即して言えば
「現場監督」
ですね。
・コンセプトをどのように具体的に表すか
・どんなシナリオだと伝わるのか
・どのような場所で撮ると分かりやすいか
・どんな風に演じてもらうのか
などなど、
作品を作り上げていくための
より「具体的な」演出を担当するのです。
「コンセプトは『自然の癒やし』なので、
ログハウス風のスタジオで撮りましょう」とか
「いいですね〜！もっと声を明るく出すと、さらに良くなりますよ！」とか
「ピュアで清潔なイメージを出したいので
クリーンなホワイト系の衣装で統一しましょうか」とか
具体的な演出をして、
作品を作り上げる音頭を取るのが
「ディレクター」なんですね。
お分かりいただけましたか？
ちょっと話は変わりますが、あなたは、
「セルフプロデュース」が大事とか、
お聞きになったこと、ありますよね。
ご自身でお仕事をなさっている方なら、
誰でも、自分を売り込むための
「セルフプロデュース」に
心を砕いていらっしゃると思います。
でも、私は敢えて言いたいのです。
コンセプトを考える「プロデュース」だけでは不十分！
コンセプトを具体的に演出する、
「セルフ・ディレクション」が必要なんです！！！
・どんな服を着るのか
・どんな表情をするのか
・どのような語り口で話すのか
・どんな写真や素材を見せるのか
こうした「具体的な素材選び」が、
ディレクション＝演出なのです。
あなたもぜひ、
ご自身を演出する「ディレクター」になってください。
そして、
ご自身のお仕事に必要な、
「具体的な演出」は何かを、考えてみてくださいね。
うーん、いきなり「演出」って言われても、
なかなか思いつかないなあ…
そういう方は、
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