こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。
前回のメルマガで
「あー、ええと」をどうしたらいいか
お伝えしたと思うんですが、
何人もの方から
「私のことかと思いました!!!」と
ご連絡をいただきまして。
ああ~、
悩んでいるのは
私だけじゃないんだなあ~と
安心(笑)した次第です。
多少の「えーっと」は、
人間味があっていいと
私は思うんですけど、
あなたが、
あまりにも
「ええっと」と言い過ぎて
自己嫌悪に陥っているなら、
オススメの本がありますよ。
『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』
https://amzn.to/3yPPmke
まあ、一番いいのは、
最初と最後くらいは
ちゃんと原稿を作って
覚えちゃうことですけどね^^
さてさて、
今日のお題にまいりましょう。
【雑誌や紙焼きの写真、どうやって撮影する?】です。
ここのところ、
ずーっと「構成」の大切さばかり
しつこく伝え続けてきましたので…
今日は、ちょっと趣向を変えて、
撮影技術のお話をしますね。
とは言っても、
全然、難しい話じゃありません(笑)
プロが現場でよくやっている
「ちょっとした小技」を、
これからときどき、
ご紹介していこうと思います。
今日は、タイトルにもあるように、
雑誌や本、そして紙焼きの写真を
動画で使うときに
どうするかというお話です。
編集用の動画だけでなく、
たとえば、Zoomのセミナーで
昔の写真を
画面共有することになったとか、
以前に受けた雑誌での取材記事を
PowerPointの資料の中に
はめ込む必要があるとか、
他の写真を取込むってこと、
結構、あるんじゃないかなあと思います。
で、こんなとき、
どうしてますか?
「キチンとスキャナーを使って画像として取りこむ」
はい、こういうお答えができるなら、
動画作りの優等生!
今日は、ここから先は
読まなくても大丈夫ですよ(笑)
まあ、それは冗談として、
何でもかんでも、
スキャナーで取り込めれば
いいんですけどね。
結構、スキャナーを使うのって
面倒じゃないですか?
それに、
そもそもスキャナーを
持ってない場合もありますしね。
で、私を含めて、
ヒジョーに多くの人が考えるのは、
「スマホで撮っちゃえ!」
はい、そうですよね。
スマホでパシャッとやるのが
一番簡単です。
画質もいいですから、
古いスキャナーなんかより
全然いいですよ。
でもね、このとき、
どんなふうに、撮ってますか?
机やテーブルの上に
雑誌や写真を無造作に広げて、
なーんにも考えずに
パシャって、やってませんか?
明かりの当たり方を
あれこれ考えていたとしても、
自分の体が陰になっちゃったり、
天井の照明が雑誌や写真に当たって、
何だかうまく写せない。
そして、妙なところに
陰や光が入ってしまい、
「いかにもスマホで写しました」みたいな
残念な状態に、なったりしていませんか?
特に、雑誌なんかは、
閉じたところが盛り上がって、
肝心の撮りたい部分が
グニャリと曲がって映っちゃうとか…。
こういう「残念な仕上がり」をなくし、
まるでスキャナーで取りこんだように
キレイに撮影する、
超簡単な方法が、あるんです。
それは…
「壁に立てかける」こと。
なーんだ、そんなことかよ!!!
大したことないじゃん!!!
あああ、
怒りの声が
聞こえてきそうですが…
でもね、
案外、こんな簡単なことでも、
やっていない方が
ヒジョーに、多いンですよ。
私、これまで、
多くの個人事業主の方の
動画制作を代行してきましたが…
「資料やお写真を送って下さい」と
お願いをすると、
かなり多くの方が、
「机の上に置いてパシャ」風の
お写真を送って下さいました….
その度に、改めて撮影方法をお伝えして
録り直してもらったり、
あるいは、もう使うのを諦めちゃったり…
特に昔のお写真とか、
「雑誌に載りました!」みたいな
証拠になる記事って、
動画の中で、
かなり重要な内容を伝える部分なので、
この部分の写真がテキトーだと
動画全体の印象を
ダウンさせちゃうんですよねえ。
で、なぜ、
こういう残念な写真が
多くなってしまうのか。
やっぱり、簡単なことでも、
撮り方を知らないから、なんですよね。
あとは、
ほんのちょっぴりの「一手間」を
めんどくさがっちゃうから。
というわけで、
「壁に立てかけて撮る」一手間を、
ぜひ、やってほしいんです。
もっとも多いお悩み、
スマホで撮影した
雑誌や紙焼きの写真に
自分の陰や変な光が入ってしまうという
その理由は、
天井にある照明が原因です。
机の上にベタッと
撮影するモノを置いているわけですから、
そりゃ、自分の体が明かりを遮って
陰をつくってしまいますし、
上から垂直に光が来るわけなので、
ツヤのある雑誌だったら
テカリが出るのも当然です。
だったら、
天井の照明の光が
ダイレクトに当たらないように
してやれば、いいんです。
それが、
「壁に立てかける」方法なんですね。
写真だったら、
マスキングテープなんかで
貼り付けてしまっても構いません。
雑誌の場合は、
盛り上がらないように
真ん中の綴じ目を平らにして、
大きめのクリップやクリップボードなどで
はさんでやると良いですよ。
そうやって、
写真や雑誌を
壁にはったり真っ直ぐ立てかけたりすれば、
変な陰や光も入らず、
斜めに盛り上がったり
曲がったりすることもなく、
まるで、
スキャナーで取りこんだかのように、
キレイな資料写真が、撮れますよ!!!
これ、
昔に撮ったフイルム写真を、
データとして取りこむ方法としても
使えますね。
溜まった紙焼きの写真を
フイルムからデータにする
サービスなんてのもありますが、
結構高いんですよねえ。
そんなことをしなくても、
壁に貼ったり立てかけたりして
スマホで撮影しちゃえば
すぐにデジタルデータ化できます!
あ、スマホを三脚で固定して
水平が保たれるようにすると、
さらにキレイなデータになりますよ。
私はこの方法で、
子どもの赤ちゃん時代の紙焼き写真を
すべてiPhoneで撮影し、
全部データ化しちゃいました^^
実際、テレビの現場でも、
取材対象者から写真をお借りしたり、
古い雑誌の一部を撮影したりすることが
あるんですよね。
そういうときに行っているのが
今回ご紹介したような方法です。
お借りした資料を
傷つける訳にはいきませんので、
撮影用の黒いマスキングテープ
(パーマセルテープ)を使って
写真をボードに貼り付けたりして
撮影してましたね。
もちろん、カメラマンはプロなので、
そうやって固定した雑誌や写真を、
カメラを動かしてズームしたり
文字が読めるように右に動かしたりして
映像ならではの撮影をしていました。
まあ、みなさんの場合は
そこまでこだわらなくてもOK!
きちんと撮影された資料は、
それだけで、説得力を持ち、
みなさんの伝えたいことを
雄弁に語ってくれます。
動画だからって、
全部動画素材で作る必要は
ないんです。
私だって、
自分の自己紹介動画は
ほとんど写真で作っていますよ!
https://youtu.be/03BSHa-SrOc
1分27秒~1分38秒あたりで
私の中学生時代の写真を使ってます。
この写真も、
今日お伝えしたような方法で
iPhoneを使ってパシャッとやって
取りこんだものです。
…というわけで、
今日は、
雑誌や紙焼きの写真を撮影する小技について
お伝えしました。
雑誌や紙焼きの写真を
動画のために撮影するときは、
ほんのちょっぴり、一手間かけて、
壁に立てかけて撮影することを
心がけてみてくださいね。
ではでは、また!