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個人事業主・起業家の皆さんを動画で応援する

構成を書かないと、どうなるの?

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構成を書かないと、どうなるの?

こんばんは!
個人事業主/起業家の皆さんを動画で応援するPersonaliTV、
映像ディレクターの佐藤安南です。

今日は、
いつもより少し早めの配信です。

というのも、
今晩21:00から、
ライブ配信があるからです。

お見舞いのことば、ねぎらいのことば
【はしけい&あんなの「話しちゃおっかな!?」vol.20】

https://youtube.com/live/1W-2Ez2A8FE

“お見舞いのことば、ねぎらいのことば:橋本恵子さんとライブ対談2023年8月18日サムネイル"

苦しんでいる相手をねぎらいたい、
元気を取り戻してもらいたい、
でも、どのように
声をかけたらいいのか分からない…

自分がとっても
辛い状況になったとき、
どんなことばを
かけてほしいと思いますか?
かけられて、
うれしかったことばは何ですか?

共にTV業界30年以上、
元アナウンサーの橋本恵子=はしけいと、
現役TVディレクターの佐藤安南=あんなが、
「お見舞い&ねぎらい」のことばについて
徹底考察します。

このメルマガを読んだら、
ぜひぜひ、
ライブを観に来てくださいね。

視聴してくださった方には
特別なプレゼントが
ありますよ♪

https://youtube.com/live/1W-2Ez2A8FE

さてさて、お待たせしました。
今日のお題にまいりましょう。

【構成を書かないと、どうなるの?】です。

これまでのバックナンバーを
読み返したい場合は、
こちらからどうぞ↓
https://abizmail.biz/brd/BackNumber.htm?acc=personalitv&bid=3

■構成は、動画の設計図!

ここ数回、
まるで念仏のように
「構成、構成、構成…」と
言い続けている私ですが、

何度も繰り返すのは、
やはり、構成(台本)が、
動画にとって、
それだけ大事なものだからです。

どんな流れで、
どこで何を見せて、
何をどう伝えるのか。

どのシーンで、
どのような音楽を入れ、
テロップをどう入れるのか。

いわば、構成は、
動画の設計図です。

設計図が無ければ、
建物は建てられませんよね。

もし設計図無しに
建物を作ったとしても、
あちこちに歪みが出て
住みにくいモノに
なってしまうでしょう。

動画も同じです。

あなただって、
セミナーや講座を行うとき、
あらかじめスライドを作ったり、
何を話すか原稿を作ったり
しますよね。

動画だって、
同じことなんですよ。
準備が必要なんです。

しかし、なぜか、
構成を作らずに、
いきなり撮影を始めたり、
編集ソフトに触ったりする人が
結構、多いんですよね…

■実は私も、構成を書いていませんでした

今だから正直に告白しますが…

実は、かつての私も、
構成を書かないことが
ありました。

アシスタントディレクター(AD)の頃?
いえいえ、違います。

ADのときは、むしろ、
しっかり構成を書いてました。

大先輩のディレクターから
ミッチリ仕込まれましたのでね。

また、私、
学生のときに芝居をやっていたので、
台本を書くことにも
それほど抵抗はなかったんです。

ですが。

ディレクターとして
独り立ちした直後、

報道系のドキュメンタリーに
携わることになったんですね。

当時の私は、
本当に映像のことを
分かっていなかったので…

「ドキュメンタリーなんだから、
構成なんていらないよね」

そう思って、
何の準備もなく、
ロケに行ってたんです。

■何をどう撮ればいいのか分からない

きっと、
当時のカメラマンさんは
本当に困ったと思います。

だって、
何をどう撮ったらいいのか、
最終的にどういう話になるのか、
分からないんですから。

でも、新人の私に対して、
カメラマンさんは優しかった…

文句1つ言わず、
「どういう内容になるの?」
「何が撮りたいの?」と、
丁寧に質問してくれました。

私も、一生懸命に、
汗をかきながら説明しました。

事前の取材は
たくさんしていましたし、
「この問題を訴えたい!」という
テーマもハッキリしていました。

でも、撮影場所で
何が一番必要なのか、
どこを撮らなければいけないのか、

そこを考えていなかったので、
カメラマンさんも、
私自身も、
とっても困ったんですね。

結局、

「あれを撮っておいたほうがいいかな」
「これもあると安心だよね」

そんな感じで、
何時間も(何十時間も!)
ビデオテープを回し、

上司にメチャクチャ怒られました(T_T)

今みたいに、
メモリカードで記録するわけじゃ
ありませんし、

テープは1本30分、
何千円もする代物。

カメラマンさんを長く拘束すれば、
それだけギャラも跳ね上がります。

つまり、
時間的にも金銭的にも、
メチャクチャ無駄なことを
していたんですよね。

■編集にメチャクチャ時間がかかる!

撮影が終わると、
いよいよ、編集作業です。

テレビは分業化が進んでいますので、
編集専門の「編集マン」さんが
いらっしゃいます。

この編集マンさんから、
当時の私は、
本当に怒られました…

最初に顔合わせをして、
編集マンさんが言われたのは

「ところで、構成は?」

押し黙る私。

「えっ、ないの?」

「す、スミマセン…」

「しょうがないね…
じゃあ素材を見ましょうか…」

メチャクチャ、気まずかったですね…

このとき担当してくださったのは、
報道専門の、
超ベテランの編集マンさん。

数多くの番組を手がけ、
どんなストーリーが
分かりやすいのか、
詳しく分かっている方でした。

ですので、
このときの番組は、
ほぼ、この編集マンさんに
作っていただいたようなモノです(>_<)

でも、やはり必要なのは、
ディレクターである私による
「どのように何を見せたいか」という
構成なんですよね。

で、結局、
編集マンさんと一緒に
膨大な撮影素材を見て、

そこから、
編集マンさんに教えてもらいつつ、
ヒーヒー言いながら
構成を書いたんです。

すると…

・撮らなくてもよかったシーン

・もっと違う撮り方がよかったシーン

・必要なのに撮れてないシーン

こういうことが、
次々に明らかになったんです。

編集マンさんから、

「こういうシーンは撮れていないの?」

そう言われるたびに、

「スミマセン…」と
うつむく私…

気まずい雰囲気が流れる中、
「無いならしょうがないなあ」と
構成を変えてくれる
編集マンさん。

あの編集マンさん、
本当に辛抱強く
私に向き合ってくださったなあと
心から感謝しています。

そんな訳で、
1週間の編集期間は
ほぼ、連日徹夜。

最初に私がキチンと
構成を作ってロケをしていれば、
このようなことには
ならなかったのに…

■痛い目に遭ったのに、その後も構成を作らなかった私

そんな痛い目に遭ったのに、
その後もしばらく、私は、
ずーっとボンヤリしていて、
ちゃんと構成を作らずに
番組作りをしていたんですよね。

そして、そのたびに、

「この場面では何が必要なの?」

「こういう場面は撮れてないの?」

「なぜ、ここを撮らなかったの?」

と、
撮影や編集のときに、
何度も責められることに
なりました。

ロケでは無駄に時間がかかり、
編集でも無駄に時間がかかり、

その上、編集途中で、
「もう一度撮影して来い!」と
上司に怒られたりして…

当然ですよね…

何をどう撮ればいいのか、
設計図の無いままに、
見切り発車してるんですから。

でも、20代の私は、
映像(動画)とは何なのか、
ディレクターとは何か、
まだ、ちゃんと分かって
いなかったんですね。

「これがやりたいんだ~!」と
情熱を持って叫んでいれば、
周りのプロのスタッフが
何とかしてくれるはず…

作るのはほぼドキュメンタリーや
情報・報道番組なのだから、
現場に行かなきゃ
何が起こるかわからない。

撮影しながら取材、
その後で、内容をまとめればいいや、
優秀なスタッフが
何とかしてくれる…

そんなふうに、
甘えがあったんです。

■全部自分でやることになって、初めて構成の大切さを知る

30代を過ぎて、
だんだん、テレビ業界も
作り方が変わってきました。

一番大きな変化は、
編集のしかたが変わったこと。

今は当たり前になっている、
パソコンを使った編集が
始まったんです。

すると、その便利さから、
ディレクター自身で
ある程度のところまで
編集を任されるように
なりました。

予算が無いという理由も
あるんですけどね…

それ以前から、
撮影についても、
ディレクター自身で
カメラを回す機会が
多くなってきていました。

すると、
撮影も編集も、
すべて独りでやらなきゃ
いけないようになったんです。

誰にも頼れない…

そうなって初めて、
私は、
今までの自分が、

どれだけ無謀で
どれだけ無駄なことをしてきたのか
思い知ったんです。

設計図=構成無しに
撮影・編集を
しようとしていたなんて!

ドキュメンタリーであっても、
想定されるストーリーを考えて、
狙いを定めて撮りにいかなきゃ
現場で迷ってしまうだけ!

ADのとき、大先輩に、
あれほど構成の大切さを
叩き込まれていたというのに、

周りに優しいプロが
沢山いたことに甘えて、

私は、ずっと、
お金と時間と労力の無駄を
重ねてきたことに
ようやく気付いたんですね。

遅すぎでしょ…orz

■構成が無いと、困るのは自分!

いつの間にか、
私のダメディレクター時代の
思い出話になってしまいましたが…

結局、構成が無いと、
困るのは自分なんですよね。

・何を撮っていいか分からない

・分からないので無駄なシーンを多く撮ってしまう

・必要なシーンを撮り忘れてしまう

・撮影にメチャ時間がかかる

・テロップを入れたい場面なのに、画面に入れる余裕がない

・編集にメチャクチャ時間がかかる

・これでいいのかいつまでも迷ってしまう

…こんな感じで、
構成をあらかじめ作っていないと、
時間もお金も労力も、
メチャクチャかかって、
無駄なことが多くなります。

それに、
撮影のときも編集のときも、
いつも迷いながらやることになるので、

出来上がったモノが、
何だか、ぬるーくなるんですよね…。

あなたが作る
ご自身の動画でも
同じことなんですよ。

撮影で迷いたくない、
編集に時間をかけたくない、

そう思うなら、
まずは、しっかりと、
構成を考えておきましょう。

ライブ動画なら、
構成を考えれば、
ほぼ、動画が完成しちゃいますよ。
動画初心者には、オススメです!
https://personalitv.com/schedule/livemaster/

ではでは、また!

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